自分らしく生きたい!と思っている人は
- 人に合わせる傾向が強く、自分を抑えがちな方
- 自分に何が向いているのか、自分自身をより深く知りたい方
に別れると思います。
特に日本人は調和を大切にするため、自分を抑えがちで自己主張が弱い人がどうしても多くなります。そうなると、自分らしさがないと感じられるのも自然です。
この記事ではそれをクリアにして、自分らしく生きるコツを解説します。
「自分らしく」と考える前に大切な事
次のポイントはいずれも自分らしさを邪魔するものです。当てはまる場合、まずはそこを改善するのがお勧めです。
- 人に合わせる傾向が強く、それがストレスになっていないかどうか
- 他人優先になっていないかどうか(断るのが苦手)
- 妙な生き苦しさがないかどうか
- 自分で選択、決断したり、自分の意見を言えているかどうか
基本的に上記がクリアになっていれば、「自分らしく生きたい」という思いは湧いてきません。思い当たる場合は、それぞれ記事にしてますのでご参考下さい。
- 自己肯定感が低い原因、今すぐ出来る高める方法
- 完璧主義になる原因と治し方
- 人からどう思われるか気になる、怖い時の対処法
- 自分の意見が言えない理由6つと対処法
- 嫌いな人が頭から離れない、どうしても気になる心理と対処法
自分が合わせる傾向が強いかどうかは、TAエゴグラムの心理テストをやると、数値でわかります。ACの要素が高くなりますので、気になる方はやってみて下さい。
自分らしさを邪魔するものが取り除かれたら、次のポイントを意識すればOKです。
自分らしく生きるポイント
自分自身が明確になれば、同時に自分らしさも見えてきます。ポイントは次の2つです。
- 自分を知る(特徴、性質)
- その時々の自分の欲求を大切にする
それぞれ詳細を解説します。
自分を知る(特徴、性質)
自己理解が深める方法として世界中で使われているのが、TAエゴグラムの心理テストです。
自分の行動パターンが目に見える形でわかるため、企業の採用面接で使われるケースもあります。50問のマルバツ形式の質問に答えるだけですので、5分もあれば結果がわかります。
また、コラージュ療法も非常にお勧めです。
コラージュ療法は、カウンセリングを受けにいかなくてもかんたんにできます。雑誌の気になる切り抜きを集めて、白紙(A4でOK)にそれを自由に貼り付けるだけです。
作品を創るまでに50分程度かかりますが、今の自分自身や、なりたい姿が目に見える形で具体的になります。
作品例や詳しい方法は、大切な事、必要な事が掴めるコラージュ療法|やり方と解釈方法の記事をご参照下さい。
その時々の自分の欲求を大切にする
その時々の自分の欲求を大切にする事は、自分が求めている事や、やりたい事を大切にする事にもつながりますので、自分らしさも明確になります。
これは特に肩肘を張る必要はなく、そばが食べたいと思ったらそれを即実行したり、旅行に行きたいと思ったらそれを実行するイメージです。
というのも自分の欲求は、まさにその時の自分に必要な事、大切な事だからこそです。
やりたい事や欲求はその時々で変わります。私自身、若い時は旅に出たい欲求が非常に強かったのですが、40を超えるとその欲求はほぼ無くなりました。
これは旅で得られる事が若い時の自分には必要だったからこそだと思います。
やりたい事があるのであれば、老後に回すよりもできるだけ早めにやった方がその後の人生も変わります。
気になる事はとにかくやってみると、自分にとって何が楽しいのか、何が向いているのかも明確になります。
それが明確になれば、自分らしく生きたいという思いは気にならなくなります。
やりたい事を大切にするのと自分の感情に流されるのは別
やりたい事を大切にするのと、衝動買いをしたり、ギャンブルにハマる事は別問題です。
やった後に後悔の気持ちが出るのであれば、自分の感情に流されていて、本当にやりたい事とはいえません。
自分らしさが無くなって当然のケース
自分らしさが無くなって当然のケースとして、何かを習い始めの時期です。
習い始めは型に当てはめてそれを出来るようにする時期ですので、自分の思うようにはやれません。そのため自分らしさが無くなって当然です。
傾聴もそうですが、一定のレベルが身に付くと、個性は自然に出てきます。
自分らしさや個性は意識して出すものではなく、自然と出てくるものだと思います。
まとめ
自分らしく生きたいと感じられる時は、言いたい事、やりたい事を抑え込む傾向が強くないかどうかを振り返る良いタイミングだと思います。
自分よりも他人を優先するクセは、育ってくる過程で必要があって無意識のうちに身に付いている方がほとんどです。
その時々の自分自身が求めている事や必要な事を大切にして、自分自身も是非大切にしていってあげて下さい。