1分でわかる気分障害とは

 2016年9月9日  

気分障害とうつ病、躁うつ病の相関図
気分障害とは、気分(感情)に関する障害全般を表します。

代表的なものとして、うつ病、躁うつ病(双極性障害)、気分変調症(うつ病よりも軽度のうつ状態が2年以上続く症状)があります。

上記の感情障害全般を表す言葉なので、うつ病・躁うつ病=気分障害ともいえます。

うつ病と躁うつ病の症状について、具体的に紹介します。

うつ病について

症状としては、気分の激しい落ち込み、睡眠障害(不眠、過眠)、食欲の落ち込み等が見られます。特に失恋や離婚、仕事での大きな失敗、肉親との死別の時には誰でも気持ちが激しく落ち込みます。

度合については、入院が必要になるものから、軽度のものまで非常に幅広いです。近年うつ病という言葉はとても一般的になっており、患者数は急激に増えています。厚生労働省の調べによれば、

1999年から2005年までのたった6年間で、うつ病患者は約2倍に増えた。

引用元:「なぜうつ病の人が増えたのか」

と発表されています。

うつ病が増えた理由としては、1990年台は入院が必要なくらいの重度の状態のみがうつ病とされるのが一般的でしたが、近年は軽度の状態でもうつ病と診断されて薬を処方され、「病気の押し売り」とされている面もあると感じます。

詳細については、以下の本にデータを示しながら論証されているので、是非どうぞ。

うつ病の対策

うつ病は再発率が約60%と非常に高いですが、薬のみの治療だとどうしても再発率が高くなります。

初期の段階では休養も大切ですが、薬と休養を勧めるだけでは対策は不十分で、仕事に対する考え方・取り組み方やコミュニケーションの取り方等を見つめ直す良い機会でもあると思います。

うつ病の方には、完璧主義、非常に几帳面で真面目、融通がききにくい方が多いです。

近年は、うつ病になってから職場に復帰するまでの間接的な役割として、休職者がコミュニケーションスキルや、ストレス対応力を高めるためのリワーク施設も増えています。

躁うつ病(双極性障害)について

気分がハイになっている時と落ち込んでいる時のイメージ

躁うつ病は、躁状態(気分が非常にハイになる)とうつ状態(気分が非常に落ち込む)を繰り返す症状のことです。

気分がニュートラルで落ち着いている時間、リラックスしている時間がとても少ないため、非常に疲れます。ハイになるのも、落ち込むのもエネルギーをとても使うからです。

躁うつ病(双極性障害)は、躁状態を伴う双極 I 型障害と、軽躁状態を伴う双極 II 型障害に分けられます。

躁状態と軽躁状態は、どちらも気分がハイになっている状態ですが、その違いを紹介します。

躁状態(Ⅰ型)と軽躁状態 (Ⅱ型)の違い

Ⅰ型の躁状態は、本人も激しい症状で困り、周りの人たちも困るほどの状態です。トラブルを起こして仕事を失ったり、散財したり、他人を攻撃したり、離婚など深刻な損失を被るケースが多いです。

Ⅱ型の軽躁状態は、本人も周りの人にとっても大きな損失はなく、それほど困らない程度の症状です。軽躁状態の時は、気分が適度に高揚し、仕事がはかどり、いろいろなアイディアが湧いてくるため、仕事においては創造的で目覚ましい成果をあげることができます。したがって、絶好調と誤解されることがあります。

引用元:前田クリニック 躁うつ病の分類

原因と対策

原因については、現在はっきりとはわかっていませんが、遺伝・強度のストレスが原因と考えられています。

WHO(世界保健機構)によると、躁うつ病は最低2年間の服薬継続が必要とされており、ストレスマネジメント能力(ストレスに強い心を作る・適切にケアする)を高める事も大切です。


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