日本とアメリカのカウンセリング・カウンセラー事情の違い

 2016年9月6日  

アメリカでのカウンセリング・カウンセラー事情は、日本と比較してどうなのかを紹介します。

アメリカではカウンセリングの敷居が低い

日本では比較的「カウンセリングは心が病んでいる人が受けるもの」という認識が強いです。うつ病や対人恐怖症などになって初めて利用するイメージですね。

アメリカではカウンセリングへの敷居が低く、精神疾患を治すために受けるだけではなく、「心の調子を整えるために」と気軽に受ける人が多いです。企業の経営者は専属のカウンセラーをつけている人もいるくらいです。「病んだ人だけが受けるもの」という認識ではありません。

アメリカでは心理カウンセリングに保険が効く

日本では医師から特定の心理療法を受けた場合のみ、保険が効きます。
詳細:心理カウンセリングが保険適用になるケース3パターン
しかし医師で実際に時間をかけてカウンセリングしてくれる人は多くありません。

アメリカでは基本すべてのカウンセリングに保険が適用できます。これが日本よりもカウンセリングがメジャーな1番の理由だと感じます。日本で保険適用外のカウンセリングとなると、1時間6,000~8,000円程度が相場ですが、これが2,000円程度になるのはとても大きいです。

また、アメリカでは相談者の収入によってカウンセリング代金が変動できるシステムをとっているカウンセラーもいます。カウンセリングを利用しやすいシステムですし、多くの人がカウンセリングの大切さを認識しているからこそ生まれたシステムだと感じます。

心理資格について

心理資格については、アメリカのほうがすべてにおいて日本よりもカウンセラーの地位が確立されています。

日本では2017年現在はすべての心理資格は民間資格です。(※2017年9月に国家資格となる公認心理師法が施行されました。)これに対してアメリカは、州毎に州立資格として制定されています。

地位が確立されている分、アメリカのほうが心理資格取得に要する時間はかかります。日本では臨床心理士資格を取得するためには最低7年間は必要ですが、アメリカではPsychologist(心理学の博士号)を取得するためには、最短10年必要です。

薬の処方について

アメリカでは州によってカウンセラーが薬を出せる権限がありますが、日本では医師免許を所持していない限り、すべての心理カウンセラーが薬を出す権限がありません。

カウンセラーの年収について

日本の臨床心理士で、約300~400万円ですが、アメリカでは約814万円!羨ましいですね。。。

参考:wikipedia

アメリカでは病院にアートセラピストが常駐している所もある

アメリカには、「American Art Therapy Association」という協会があり、そこが認定しているアートセラピスト資格を持った人が、病院に常駐している所もあります。院内に絵を自由に描けるスペースがあり、基本そこにセラピストが常駐していて、入院している人が描きたい時に自由に心の絵を描けます。

まとめ

アメリカでの心理カウンセラーの待遇はとても良いですね。

デメリットとしては、アメリカの大学でカウンセリングを学ぶと、費用がとてもかかる事だと感じます。1997年~2001年の間にカルフォルニア統合学研究所に留学し、カウンセリング心理学修士課程を修了された方によると、学費:約400万円、家賃:約450万円、生活費:850万円、(航空券代別)合計1700万円程度かかっています。
参考書籍:カウンセラーへの長い旅


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