自分の意見が言えない理由5つと対処法、かかわり方も解説

投稿日:

自分の意見が言えないと、どうしてもストレスを抱えやすいですし、いじめられやすくなります。

欲しい物を欲しいと言えなかったり、やりたいことをやりたいと言うのも苦手なので、他人の顔色を伺ったり、他人に合わせる傾向がどうしても強くなります。

自分の意見を言うのが苦手な場合、

  • 自分の思いを言葉にするのが苦手なケース(意見が思い浮かばない)
  • 意見はあるけれどもそれを人に伝えるのが苦手なケース

に別れます。どちらも言葉を変えると、自己表現が苦手といえます。

この記事ではその理由と対処法、自分の意見を言うのが苦手な人への関わり方を解説します。

自分の意見を言えない理由5つ

下記の中の1つだけ該当している場合もあれば、複数該当している場合もあります。

1 そもそも子供や小中学生はまだ自我が弱い

子供や小中学生は、発育途上です。そのため「これが自分なんだ」と思える自我はまだ形成中で、意見を言うための軸が弱いです。ですので自分の意見を言うことは苦手ですし、さみしい、苦しい、不安といった感情を言葉にする事にもまだ慣れていません。

子供は意見を言うのは苦手ですが、嬉しい、楽しいといった感情表現は大人よりも素直です。感情表現が乏しい場合は、次の原因が考えられます。

2 親のしつけが厳しかった

お子さんのしつけは親の役目ですが、子供がはしゃいだり泣いたりした時に常にTPO関係なく叱っていると、子供としては

「表現しない事が愛されるんだ」

と無意識で感じてしまいます。そのため自分の意見を言わないだけでなく、無表情で何を考えているかよくわからない子になりやすいです。

3 親が過保護・過干渉だった

これはしつけが厳しいのとは逆に、子供が失敗しないように親が色んな事を先回りして決めたり、お世話していた場合です。

お茶がグラスになくなったら何も言わずに親がお茶をついだり、アレ食べるかコレ食べるかという感じでお世話を焼きすぎていると、子供としては自分からコレが欲しい、こうして欲しいと自分の主張や意見を言う必要がありません

そのため言わなくてもわかるだろうという状態になりやすく、声も小さくなる傾向があります。

4 人に合わせる傾向が強い

周りの人からどう思われるか、嫌われないかが気になって、周囲に合わせる人は比較的多いです。自分よりも他人を優先して空気を読みすぎるあまり、自分の意見はおざなりになります。

このタイプの方は、幼い頃から親の顔色を伺う必要性が強かった可能性が高いです。人に合わせられるのは1つの強みですが、過剰になると本人のストレスにもなってしまいます。

対策としては、

  • 他人がどう思うかよりも、自分がどう思うかを大切にする
  • 日常の些細なこと(何を飲むか、食べるか等)を自分で決める
  • 好きだと感じること、やりたいと思ったことを出来るだけ実行にうつす

と良いです。自分自身が浮き上がります

たとえささいな選択であっても、頻繁に行うことで、「自分で環境をコントロールしている」という意識を、意外なほど高めることが出来る。

シーナ・アイエンガー(大学教授)

という言葉もあります。

ちなみにこのタイプの方が、心理テストのTAエゴグラムをやると、AC(自分の中の順応する子供の部分)の要素が必ず高いです。

5 責任を回避したいケース

自分で責任を取りたくないので、自分の意見を言わない、他人に決めてもらいたがるケースもあります。

他人に決めてもらえば失敗しても他人の責任にできますが、自分で決めたら自分の責任です。

例え自分の意見を言ったり、何かを決断して失敗したとしても、その失敗を次に活かせば経験値になります。

他人任せよりも、自分任せにした方が心は安定します。

続いてこれらのタイプの人への関わり方を紹介します。

自分の意見を言えない人へ関わり方

自分の意見を言って欲しい事を伝える

意見が無い人にイライラしてもどうしようもありませんので、ストレートに何か言って欲しい事を相手に伝えます。

その上で「どうしたい?」「どう思う?」と聞いても「なんでもいい」とか、「別に」という返事がくる場合、次の事を意識してみて下さい。

意見を言いやすい質問をする

例えば女性がデートの場所や食事の場所を全く言ってくれない場合、
「何が食べたい?何かしたい事ある?」
という質問だと少し答えにくいのです。

お相手に好きな食べ物を聞いた上でそれを食べに行かないか提案したり、
「和食とフレンチだったらどっちが良い?」という感じでレストランを2つ3つ提示すると、お相手も返答しやすいです。

「~についてどう思う?」というざっくりとした質問は、相手が自由に答えられる反面、少し答えにくい面があります。

そのため意見を言うのが苦手な方には、「~は好き?嫌い?」のようにハイかイイエで答えられたり、答えが限定されている質問だと答えやすいです。イエス・ノーもその人の立派な意見です。

意見でなくても、その人が言ってくれたことはしっかりと聞く

意見に限らず、人は自分が表現したことについて評価されたり怒られると萎縮して自由に思ったことを話せなくなります。

  • 怒られるのではないか?
  • 否定されるのではないか?

と感じられると話しにくいので、とにかく受け止める姿勢で傾聴します。

何かアドバイスしたい気持ちになっても、その人がアドバイスを求めていない限り、逆に今の自分を否定された気持ちになるため、控えます。

受け止めて共感しながら話を聞くことで、意見を言いやすい環境を整えます。

その上で、意見を言ってくれた場合も否定せずに受け止めて聞くと話しやすいです。

好きなことについて聞く

特に小学生・中学生のうちはまだ自分の意見は言いにくいですが、好きな事であれば言いやすいです。

どんな事が好きなのか?どんな漫画、ゲーム、遊びが好きなのか聞いた後は、それに対してさらに好きな所を深く聞いてみます。

  • 具体的にどんな所が好きなのか?
  • どのくらいの期間・量それをやっているのか?

は使いやすい質問です。

また、特定のアニメや漫画が好きな場合、特にどんなキャラが好きなのか?そのキャラのどんな所が好きなのか?を聞くと、そのキャラの特徴がその子が今求めている・なりたい要素を持っていたりします。

これも立派なその人の意見です。好きなことについては言いやすいです。

自分の意見を言うのが苦手な場合の対処法

こちらは自分の意見はあるけれど、それを言う・伝えるのが苦手な場合です。主に

  1. 人からどう思われるか、他人の評価が気になるため言えないケース
  2. 意見を上手く言いたい気持ち(完璧主義傾向)が強いケース

に別れます。

しっかり伝えないといけない、きちんと話さないといけないという思いが強いと、気軽に話せないので自分の意見も言いにくいです。それぞれ詳細と対処法は↓の記事をご参照下さい。

まとめ

学校や会社では特に評価がつきまとうので、自分の意見を自由に言いにくいケースも多いです。

どうしても自分の思いを言葉にしにくい方は、心理カウンセリングがお勧めです。

カウンセラーは受容的に受け止めながら傾聴してくれますし、自分の思いを言葉にするのが得意でない方には、モノを通して心の深い部分を知る箱庭療法や、絵画療法も確立されています。


ピックアップ心理スクール

ヒューマンアカデミーは全国各地に30校舎あり、多くの方が学ばれています。

実践的な心理学、コミュニケーション力アップに関心のある方は、是非公式サイトを確認してみて下さい。詳細な資料も↓のサイトから無料で取り寄せられます。

ヒューマンアカデミーの公式ページへ

心理資格取得を目指す女性