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社会人向け心理学の学び方5つと資格は気にすべきでない理由

心理カウンセラーの井上です。私自身プロの心理カウンセラーとして20年以上活動していますが、心理学を学んだのは社会人になってからです。

社会人になって様々な人と接する機会が増えると、

  • 自分や他人の心をもっと知りたい
  • 自分を癒やしたい。ストレスを軽くしたい
  • コミュニケーションスキルを身に付けたい
  • 悩みを抱えている人の役に立ちたい

といった心理学を勉強したい思いが出やすいです。この記事ではこの目的を満たせ、今すぐ始められる学び方を紹介します。

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通学のスクールで学ぶ お勧め

私自身この方法で学んだ後にプロとして活動していますが、社会人に最もお勧めできる方法です。

理由はシンプルで、普段の生活や仕事で実践的に使える知識やスキルが学べるためです。通信過程や大学の講義のように座学主体だとスキルは身に付きませんが、対面で実際に人と接してメンタルサポートの方法を学べるのが大きいです。

基本的にほとんどのスクールが10~20名前後で心理学・カウンセリング講座を実施しています。※中には5名以下の少人数制のところもあります。

特徴としては対面で講座を受けられるため、本や通信よりも実感として掴みやすく、傾聴やカウンセリングのワークを体験できます。そのため、

  • 自分の心の深い部分を掴みやすい
  • コミュニケーションスキルが身に付きやすい
  • 同じような目的を持った人に会える
  • 同じような悩みを持った人の話しが聞ける(講座・スクールによる)
  • スクールによっては仕事の紹介がある

というメリットがあります。その分費用は約20万円~とかかりますが、ほとんどのスクールで単発で参加出来る体験講座が実施されていますので、まずはそちらへの参加か、資料請求をお勧めします。↓からからお住まいの地域毎にスクール資料を無料で取り寄せられます。

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この方法のデメリットは、通信よりも受講料が高めになる点と、ほとんどのスクールが都市部にしかない点です。また、講座は土日に開催されていることが多く、休みが合わない方は参加しにくいです。通学で学びにくい環境の方は、通信講座がお勧めです。

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通信講座で勉強する お勧め

通信のメリットは、時間と場所を問わず安価で学べる点です。サポートもあるため、わからない点があれば気軽に質問も可能です。

通信課程で学べる心理講座は多数あります。用紙またはウェブ上で添削課題を4回ほどこなし、修了試験を受けるタイプが多いです。

始めて心理を学ぶ方には、セルフケアカウンセラー資格講座がお勧めです。世界的に使われている心理学をわかりやすく学べ、平均2ヶ月、最安で資格取得できます。

通信は自分のペースで手軽に学びたい方に向いています。特にコミュニケーションスキルを身に付けたい方は、通学の方が適切です。

通信の最大のメリットは、短期間で安価に心理資格が取得できる点です。資格取得後、SNSなどで自分自身で集客できる方は仕事につなげることも可能ですが、難易度は高いです。

心理カウンセリングではなく、話し相手サービス(愚痴聞き)の仕事であれば、通信の心理資格でも仕事にしやすいです。

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大学の通信課程で学ぶ

大卒資格が欲しい方、高卒で社会人になってから公認心理師臨床心理士資格がどうしても欲しい方向けです。

社会人も通信課程の大学で学べますが、スクーリング(対面での講座)は年10日ほどで大学の講義ですので、自分を癒やしたい、コミュニケーションスキルを高めたい方向けとはいえません

費用は4年間で約100万円。通信だとどうしても自主性が重視されるため、卒業率は50~70%と高くはありません。

大学の講義は50名程度で行われることが多く、講師もカウンセラーではない場合があります。大学で4年間学び、大学院でさらに2年間学んでも聞くだけのカウンセリングしか出来ない臨床心理士もおり、社会人には正直お勧めできません

また、臨床心理士取得目的以外の方は、社会人が大学院で心理学を学ぶのはお勧めしません。

理由はシンプルで、不要な勉強をする必要があるためです。大学院入試で英語を受験する必要がありますが、心理学者になって英語の文献を読む場合以外は英語を使いません。

資格は気にすべきでない理由

学んだ証として心理資格を取得したい気持ちは誰しもあると思います。無いよりはあった方が良いのは確かですが、心理資格にこだわるのはお勧めしません。

というのも、資格取得が目的となると通信が最も効率的になり、その学びで本来のご自身の目的が果たせない可能性があるためです。シンプルに資格取得が目的の方は良いですが、心理学・カウンセリングを学ぼうと思ったきっかけに合った学びをお勧めします。

  • 自己理解を深めたい・自分を癒やしたい
  • ストレスマネジメントスキル・コミュニケーションスキルを高めたい

という目的で心理学を学ぶ社会人の方が多いですが、この場合資格を取る=上記の目的を果たせるとはなりません。上記目的であれば通学のスクールが適切です。

次に最も手軽に学べる独学について紹介します。

独学で勉強したい社会人向け

ホームページ、動画で学ぶ

いずれも無料で今すぐ学べます。私自身多数のコンテンツをアップしていますが、初めての方にお勧めなのはエゴグラム心理テストです。世界中で幅広く使われており、自分の行動パターンを客観視できます。

自分を癒やしたい、好きになりたい方は、自己肯定感が低い原因7つの記事を是非ご覧下さい。

上記記事はTA交流分析のプログラムの1つ、脚本分析とカウンセリングの考え方をベースに書いてます。

↓も社会人向けの記事を掲載しております。タイトルを見て気になるものがありましたらどうぞ。

YouTube|ジョイカウンセリングチャンネルにもカウンセリング関係の動画を100本以上アップしております。↓の講義動画は、すぐに使えるカウンセラーとしての聞き方を解説しています。(トータル52分)

本で学ぶ 独学

これも手軽にできて良いのですが、心理学関係の本はとにかくわかりにくい物が多いです。私自身が実際に読んでみて、わかりやすい本を↓にまとめました。

特にユング心理学(夢分析等で心の深い部分を知るための心理学)や森田療法(不安障害の克服によく使われる)は本ではなかなかわかりにくいので、読んでみてそう感じられたら、一旦置いておいて、また学びが深まった後で読んでみるのをお勧めします。

まとめ

紹介した社会人向けの心理学の学び方ですが、ハードルの低い順に並べると

  1. ホームページ、動画で学ぶ
  2. 本で学ぶ
  3. 通信課程で学ぶ
  4. 民間のスクールで学ぶ
  5. 大学の通信課程で学ぶ

になります。

心理の学びの最も良いところは、自分自身の見方や価値観が広がる事で楽になったり、他人への接し方・感じ方が変わって人間関係がスムーズになったり、生きやすくなる所だと思います。

もちろん家族との関係も良好になるので、興味のある方は早めにやってみるのをお勧めします。一生使える・役立つ学びで、その後の人生への影響も強いです。


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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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