心理カウンセラー資格難易度ランキング1位~10位

投稿日:2016年5月12日 更新日:

認知度の高い心理カウンセラー資格の取得難易度を、ランキング別にしてみました。

必要となる期間、費用、経験から考慮しています。ランキング1位が1番難易度が高いもので、下に行くほど取得しやすいものです。

1位から6位までの資格は大学院修了が必須で、期間最短6年、費用最低320万円が必要となり、社会人向けとは言い難いです。7位から社会人が取得しやすい心理資格です。

行動心理士等の通信で取得できる心理資格は、10位とほぼ同難易度です。

1位 ユング派分析家国際資格

心理の資格の中でも珍しい国際資格です。面談などで英語が話せる必要があります。2019年時点でこの資格を取得している日本人は100名もいません。

資格取得のために最低4年間はかかりますが、この資格を持っている人に話を聞いたところ、4年間最短の駆け足で取得するのは日本人くらいで、他の国の方は10年程度時間をかけて楽しみながら取得されています。

必要費用は740万円以上。金銭面、必要時間から見ても文句なしダントツの難易度1位の資格です。

2位 心理判定員(児童心理司)

児童相談所等の公的機関で子供や障害者をサポートするカウンセラーです。

公務員のため、カウンセラーとしての年収はトップクラスで、収入が安定しているという点でおすすめです。特徴として、採用される事で初めて「心理判定員」とみなされる任用資格であり、定員自体が決まっているため難易度は非常に高いです。

まずは地方公務員上級(大卒レベル)に合格する必要があり、その際3位、4位の心理資格があると有利です。

3位 公認心理師

2018年9月に初回試験が実施された新しい資格で、第1回試験の合格率は79.6%、第2回(2019年8月実施)の合格率は46.4%となっています。

受験資格の特例を使わない限り、心理学関係の大学+大学院修了が必要なため、社会人になってからこの資格を取得するのは、費用面・時間面含めて難易度が高いです。

特に求められる心理実習時間がトータルで530時間以上と多いため、通信課程の大学院では受験資格が満たせません。

この資格を所持していないと「心理師」と名乗れないですが、「心理カウンセラー」と名乗ることは他の資格でも可能です。

4位 臨床心理士

主に病院や学校で活動している心理カウンセラーです。臨床心理士の認定を受けている人は、2019年4月1日時点で35,912名。1位に比べると、現実的な資格です。試験は筆記試験と口述面接のみで、技術試験はありません。

受験資格として4年制大学を卒業(心理学関係以外でもOK)+指定大学院(通信課程可)を修了する必要があります。

試験の合格率は、ほぼ毎年60%程度。認知度も非常に高く、カウンセラーを目指す人は、誰もが一度は取得を考えた事がある資格だと思います。

5位 学校心理士

子供や学校生活に関わる教師、保護者に対して心理的な支援を行うのが主な役割です。

マイナーな資格ですが、大学院修了か5年以上の実務経験が求められ、難易度は高めです。少なくとも専門的実務経験が1年以上必要です。(必要費用:約320万円)

臨床心理士資格よりも、実務経験を重要視している資格です。4,130名が学校心理士として活動してます。(2018年1月1日時点)

6位 臨床発達心理士

発達心理学をベースに支援活動を行い、ひきこもり、不登校、虐待、自閉症、ADHD(注意欠陥多動性障害)などの問題を専門としています。

社団法人臨床発達心理士認定機構が発行する民間資格です。取得するためには発達心理学に関する大学院を修了するか、4年以上の臨床経験が必要で、ハードルが高いです。試験の合格率は公開されていません。(必要費用:約320万円)

この資格をご存知の方は多くないと思いますが、取得するための難易度は高めです。

次の資格から、難易度がぐんと下がります。

7位 キャリアコンサルタント

ハローワークでの就職支援のイメージが強いですが、生き方やメンタルヘルスに関する悩みも対応分野です。相談者が心の深い部分で求めている事を引き出したり、どうすればそれを実現できるかのサポートも含まれます。

キャリアコンサルタントはキャリアカウンセラーと呼ばれる事もあり、意味合いは全く同じです。

国家資格ですが難易度は低めで、終身雇用制が崩れた今の時代にマッチしている資格といえます。(必要費用:約40万円)

8位 認定心理士

認知度が高めの資格です。取得要件として、4年制大学を卒業している必要があります。(心理系の学部に限りません)9位との差は、この要件があるためです。

4年制大卒の人は、放送大学で必要単位を取得しさえすればこの資格を取得できます。認定試験はありませんが、完全に通信で取得できるわけではなく、数回スクーリングの必要があります。

上位の資格に比べ指定大学院を修了する必要がないので、費用のハードルもグンと下がります。最低限の必要費用として合計:274,000円(高卒の方は約100万円)。

9位 産業カウンセラー、NLPプラクティショナー、その他民間の機関が発行する資格

いずれも必ずしも大学を卒業している必要はなく、20~40万円程度で取得できます。

実技試験がある資格もありますが、15分程度の傾聴がメインですので、それほど難易度は高くありません。
※メンタルヘルス・マネジメント検定は級により難易度が変わります。

いずれの心理資格も仕事に繋げる事は可能ですが、自分を癒やしたり、コミュニケーション力アップのために通学される方も多いです。

10位 メンタル心理カウンセラー 通信

通信課程で期間約2ヶ月、34,130円で取得可能なため取得している人もとても多く、人気の心理資格です。カウンセリングスキルを身に付けたり、仕事に繋げたい方向けとはいえません。

とにかく履歴書に書ける心理資格を、最短最安で欲しい!という方にお勧めです。テキストもわかりやすく、初めて心理に触れる方向けです。

疑問点を質問した際のサポートの返信も早かったです。取得しやすさでは間違いなく1位です

まとめ

意外に思われるかもしれませんが、カウンセラー資格には実技試験があるタイプは非常に少ないです。あっても10~20分程度の傾聴ロールプレイくらいです。

いずれの資格も試験の難易度が非常に高いというよりは、その前の受験資格を満たすハードルのほうが高いです。

取得のための難易度ランキングを作成しましたが、上位の資格を取得している人が、必ずしもカウンセリングスキルが高いわけではありません。

認知度の高い資格は信頼性を生むのは間違い無いです。ただ、いざカウンセリングの現場になると、肩書や大学を卒業しているかどうかが大事なのではなく、真剣に、親身にかかわってくれるカウンセラーかどうかが大事だと感じます。


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