グループカウンセリングとは

投稿日:2016年11月24日 更新日:

グループカウンセリングとは、相談者(参加者)が複数のカウンセリングのことです。通常のカウンセリングは相談者とカウンセラーで一対一ですが、グループカウンセリングは参加者が2人以上になります。

夫婦や恋人同士でカウンセリングを受けることも、グループカウンセリングになります。

参加者の上限は特に定義などはありません。4~10人くらいが適切だと感じます。20人以上になるとどうしても発言出来ない人も出てきます。

グループカウンセリングの内容

内容は様々です。

例えばADHD(注意欠如多動性障害)の人達が集まって、自分自身が今困っている事についてシェアします。シェアされた内容について、さらに参加者から解決策がシェアされることもあります。担当のカウンセラーは、時としてその導き役になったり、解決策や楽になる方法を伝えることもあります。

他には、アートセラピーと組み合わせて行われるタイプのグループカウンセリングもあります。

  1. 与えられたテーマで絵を書く(例:嫌いなもの、苦手なもの)
  2. それについて参加者それぞれがシェアする(※必要に応じて担当カウンセラーが質問で深める)
  3. 隣の参加者が元気になれそうな絵をプレゼントする

といった流れです。
事例:グループカウンセリングの2つの効果

グループカウンセリングの特徴5つ

マンツーマンのカウンセリングと比較しての特徴を紹介します。

参加しやすい

自分自身の他にも参加者がいるので、マンツーマンのカウンセリングよりも圧倒的に参加しやすいです。これは行きやすいという理由だけでなく、料金的にもグループカウンセリングのほうが安くなるからです。

ちなみにカウンセラー養成スクールの講座は、心理学やカウンセリングも学べますが、空気感はグループカウンセリングそのものでした。

他の人のリアルな悩みが聞ける

人間関係や恋愛、生き方等で自分自身と同じような悩みを持っている人の話が聞けます。「これで悩んでいたのは自分だけじゃなかったんだ」と思えると不思議なもので、それだけで気持ちが軽くなります

奥深いつらさ、悩みはマンツーマンカウンセリングよりも話しにくい

これはグループカウンセリングのデメリットになります。

例えば虐待を受けた詳細については、複数人が参加しているグループカウンセリングよりも、マンツーマンカウンセリングのほうが話しやすいです。

パーソナライズしにくい

グループカウンセリングだと、すべての参加者に個人個人に合った問題解決のための具体的な方法を、カウンセラーが提案するのは難しいです。もちろん他人に提案された方法を参考にして、自分自身の問題解決に取り入れていく事もできます。

参加者が多い場合、長く話せない

カウンセラーがきっちりと話を振ってくれる場合もありますが、カウンセラー1人に対して参加者が6人以上になると、どうしても参加者が話す時間が短くなります。

人数が多いと参加者によっては、気を使って話すのを遠慮される方も出てきます。

グループカウンセリングの注意点

一番の注意点は、始めにリードするカウンセラーが、「ここで話された内容は外に持ち出さない」という守秘義務をしっかりと守るように伝える必要がある点です。

その場で話した悩みが知人に言いふらされていたり、無許可でネットにアップされていたりすると逆に傷ついてしまいます。

また、参加者が発言した事に対して、他の参加者がその意見を否定したり、良い悪いという評価を言われると思ったことが自由に話せない空気感になるため、ある程度のルールを始めに伝えておく必要もあります。

カウンセラーの仕切りも重要

参加者の中には、まれにグループカウンセリングのテーマとは関係の無い事を延々と話す方もいます。それを聞かざるを得ない周りのメンバーは疲れます。

そんな時は仕切り役であるカウンセラーが、その話を要約して返した後

それについての話しはまた終わった後に聞かせて下さい
等としっかりと交通整理して、本来のテーマに戻す必要があります。

自助グループとの違い

自助グループとは、アルコール依存症や薬物依存症の人たちが集まって、今感じている事や思っている事を自由に話す場です。

自助グループは、グループカウンセリングと違い、基本カウンセラーが参加しません。当事者だけの場です。また、「言いっぱなし」「聞きっぱなし」が基本で、人の発言に対して自分の思ったことや、アドバイスを伝えることもありません。

そのため、「今の自分が抱えている課題を克服する」という大きな目標はありますが、1回1回の会合の細やかなゴール設定はなされていません。

グループカウンセリングには様々な種類がありますが、その回毎に「こういうイメージになって帰ってもらいたい」というゴールをカウンセラーが基本的に設定してます。(例:癒やしを実感として持ってもらう。自分自身の与える力を実感してもらう等)

参加費は自助グループは基本的に場所代程度の事が多いです。グループカウンセリングよりも安めです。

まとめ

グループカウンセリングの一番のメリットは、参加者が癒やしを実感出来る事と合わせて、自分自身の関わりで他の参加者の方に喜んでもらえたり、元気になってもらえる「与える・役に立てる力」をも実感出来る事だと感じます。

クリニックやカウンセリングルーム、カウンセラー養成スクールによっては、グループカウンセリングや、それに近いセミナーを実施している所もあります。

料金の目安は90分3,000円程度で、マンツーマンのカウンセリングよりも敷居が低いです。自分をより深く知りたい、心理学に触れてみたいというきっかけでも参加できますので、興味のある方はこちらから身近なスクールを探して、参加してみて下さい。


ピックアップ心理スクール

ヒューマンアカデミーは全国各地に30校舎あり、多くの方が学ばれています。

実践的な心理学、コミュニケーション力アップに関心のある方は、是非公式サイトを確認してみて下さい。詳細な資料も↓のサイトから無料で取り寄せられます。

ヒューマンアカデミーの公式ページへ

心理資格取得を目指す女性