「このままの自分じゃダメだ」という妙な危機感と焦燥感が湧き上がってくる時があります。とても嫌な感覚。
特に社会人になってすぐの方や、何か大きな目標にチャレンジしようとしている時に湧きやすい思いです。私自身20代前半の時にこの感覚が非常に強く、常にあせりや不安感を抱えていました。
しんどい感覚ですが、あらためて振り返ってみるとこの嫌な感覚があったからこそ新しい行動を起こせたとも思います。
この記事ではその感覚が生まれる理由と対処法を紹介します。
何も考えられないくらいしんどい時は
疲労感が強い時は、正常な判断がしにくくなります。特に眠れない・食べれない時が続くと考える力はどうしても鈍ります。朝の通勤途中に突発的に自殺してしまうのは、このせいでもあります。
疲労感が強い時は、まずはゆっくり休んで、寝て、しっかり食べてエネルギーを充電してみて下さい。何かを決めるのは、その後(考える余裕が出来てから)の方が良いです。
特にアロマを使うと、問題は解決していなくても気持ちを切り替える事が出来るのでお勧めです。
詳細:アロマテラピーのカウンセリングにおける役割と使用方法
妙な危機感・焦燥感が生まれる理由
「今のままの自分」では生きていけないと感じられているのは、何らかの理由で自己肯定感(自分自身にOKを出せる感覚)が低いか、自分の将来に対する危機感や焦燥感が強いからこそです。
自己肯定感が低いと、環境や他人関係なく自分自身で「自分はダメだ」と思う機会が多いので、シンプルに生き苦しいです。
自己肯定感が低い理由は人によりけりですが、いずれもその人が育ってくる環境の中で、その時は必要があって身に付けた価値観がきっかけになっている事が多いです。
例えば筆者も20代半ばの時に、「今のままの自分ではダメだ・将来が不安だ」という思いがとても強かったのですが、当時の私は「認めてはいけない(他人も自分も)」という思いが無意識のうちにありました。
当時はその思いを持っている事にさえ気付いておらず、カウンセリングを学ぶようになって初めて気付きました。これは、私の両親がたまたま2人とも私に対して「褒める・認める」という事をしなかったのが原因ですが、いくら頑張っても自分を認められなかったり、同じように他人もなかなか認められない状態でしたので、良好な人間関係は築きにくい状態でした。この状態では、妙な危機感や焦燥感が生まれてくるのも自然な事と思います。
他には、役に立たなければ愛されないという思いが根付いているため、自分の好きなことをどうしても我慢してしまったり、頼み事をどうしても断れなかったり、自分よりも他人を優先してしまうタイプの人も多いです。
詳細:自己肯定感が低い原因7つ|幼少期の親との関係、家庭環境の影響が大半
対処法
一言でいうと、自己肯定感を高めていくに尽きます。
これには過程があって、まずは「今のままの自分」では生きていけないという思いがなぜ出てくるのかを見つめる必要があります。ある意味それまでの生き方を見つめる作業です。見つめていくと「生きにくさを生み出している心のクセ」が見えてきます。
ただ、1人ではやりにくい事ですし、日常生活に激しく支障をきたしている状態でもないので、カウンセリングを受けるのも少し違うと感じられる方もいます。
カウンセリングスクールに通っておられる方の中には、表向きはプロを目指してますという事にして、実はこの自己肯定感を高めたい・今までの生き方を見つめたいという方が多かったです。カウンセラーになるためには、カウンセリングを体験することが大切ですので、講座はグループカウンセリング形式になっている事が多いです。心の学びと同時にカウンセリングも体験でき、自己肯定感が高まります。
自己肯定感を高めるためには、自分を認めてくれるグループに関わる事も効果的です。職場では成果主義になってきてなかなか認められる機会も少ないですが、カウンセリングスクールには「他人を支援したい・そのスキルを磨きたい」という思いを持っている方が多いので、心をリカバリーする場所として活用している人も多かったです。
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他には、自分が決めた事を実行し、達成感が得られると必然的に自己肯定感も高まります。
まとめ
- 自己肯定感の低さを生み出している自分自身の価値観を知る
- 自己肯定感を高める
「今のままの自分では生きていけない」という感覚、危機感や焦燥感は、より良く生きたい・自分を活かしたいという思いがあるからこそ生まれる感覚です。是非大切に見ていってあげて下さい。