家族相談士になるには|費用、求人、難易度を解説

投稿日:2016年7月7日 更新日:

家族相談士は、一般社団法人「家族心理士・家族相談士資格認定機構」が1992年にから発行している資格です。

心理資格の中でも家族関係に特化していて、「健康な家族をつくるための助言、指導、啓蒙活動」をメインに行っているのがこの資格の特徴です。

家族は生活の基盤そのものですが、関係が密接な分、問題も生まれやすいです。その家族問題に関心のある方向けの資格です。

資格取得までの流れ

  1. 家族相談士養成講座を受講する
  2. 筆記・面接試験に合格する

ことで取得できます。

受験資格については、養成講座を受講しなくとも

教育相談、電話相談、心理臨床、産業カウンセリング、ケースワークなど、家族カウンセリングと関わりのある実践経験1年以上

でもOKです。

引用元:一般社団法人家族心理士・家族相談士資格認定機構

家族相談士養成講座について

家族相談士養成講座は年に1回、例年5月~11月に開講されており、全20回開講。(1回3時間で合計60時間)
講座開催場所は東京と大阪です。

特徴として、講師が講座ごとに変わるスタイルなので、自分の心の変化を見てもらえるタイプの講座ではありません。様々な講師に触れたい方には良いですね。

費用について

受講料はテキスト代込みで176,000円。(10%税込)

講座自体は1時間換算すると2,933円でかなり安いです。(他校平均は1時間当たり7,000円)ただ、例年土日で開催されているため、土日にお休みが取れない方は難しいです。

資格取得する場合は、資格審査料:22,000円、登録料:33,000円、申請書類代:1,100円(各税込)が必要です。

特徴として誰でも受講出来る訳ではなく、講座自体に受講資格があります。

家族相談士養成講座の受講資格

ハードルがやや高いです。教育相談、電話相談など何らかのカウンセリングに関わる実務経験が1年以上あることが必須で、さらに次のいずれか1つを満たす必要があります。
2019年に以下の要件に緩和され、家族問題に関心があれば基本的に受講できるシステムになっています。

家族問題(家族関係、子育て支援、虐待、離婚、再婚、不登校、非行、介護等)に関心がある者、および、現在、心理的、社会的に家族支援に携わっている者、あるいは今後支援を志す者で、以下のいずれかに該当する者。

  • 一般社団法人家族心理士・家族相談士資格認定機構より養成指定を受けた団体(NPO法人日本家族カウンセリング協会及び公益財団法人関西カウンセリングセンター)が受講を妥当と認めた者
  • 心理・福祉・医療・教育・産業・司法関係等の専門職
  • 心理学及び関連領域(教育・福祉・看護等)の大学生、大学院生及び卒業修了者
  • 一般社団法人日本家族心理学会、もしくはNPO法人日本家族カウンセリング協会に在籍している者

引用元:一般社団法人家族心理士・家族相談士資格認定機構

関西カウンセリングセンターの資料は、こちらから他校と同時に取り寄せられますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

難易度について

書類審査、筆記試験、面接試験ですので、それほど難しくはありません。技術試験は無いです。

難易度ランキングでいうと9位と同等でそれほどハードルが高いわけではなく、比較的取得しやすい心理資格といえます。

求人、仕事と実際の活動について

表立った求人は見られませんが、NPO法人日本家族カウンセリング協会内(東京都杉並区)でファミリーサポートルームを設け、家族のための心理相談を実施しています。カウンセリングを担当するのは家族相談士の資格を所持しているカウンセラー。

つまり資格取得後、チャンスを掴めればここで活動できます。

料金は1時間5,000円で、東京にしては格安です。
「杉並区子育て応援券」が利用出来るため、杉並区にお住まいの就学前のお子さんがいる家庭の方は無料で受けられるのが良いですね。

子育てに不安を抱えている人や、親の介護で苦労している人たちがグループで話し合える場「FFサポートグループ」も不定期開催しています。

資格更新について

5年毎に更新の手続きが必要です。5年間で協会主催の研修会等に参加して、規定の12ポイント以上を取得すればOKです。

資格更新申請費用として11,000円、資格更新登録費用として22,000円かかります。

上級資格「家族心理士」

家族相談士の上級資格として家族心理士がありますが、資格認定申請条件が非常に厳しいです。

条件はいくつかありますが、いずれにせよ1000時間以上の家族援助の臨床経験が求められます。書類審査と面接審査で筆記試験はありません。家族相談士資格を取得後、経験を積んだ方が取得する資格です。

家族心理士資格を取得している人は非常に少数で、146名です。(※2019年4月現在、家族相談士は2133名)

まとめ

以前は受講資格に1年以上の実務経験が求められていました。これが大きく緩和された事で、資格の信頼性は以前よりも少し弱くなったと感じますが、家族問題を抱えている方が受講しやすくなったのはとても良いと思います。

家族問題(子育て、虐待、離婚、再婚、不登校、非行、介護等)に特化した唯一の心理資格です。


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