高卒で心理カウンセラーになるには|本当に必要な資格と仕事を解説

投稿日:2015年7月13日 更新日:

高卒だと心理カウンセラーになれるかどうか不安な気持ちがあるかもしれませんが、実際の所、高卒でプロとして活動している人はいます。

何をもって心理カウンセラーなのかという明確な基準はありませんが、プロとしてお金を頂ける状態とします。何らかの心理資格を取得しただけでは心理カウンセラーとは言い難いです。

心理資格は2ヶ月程度で簡単に取得できるものから、大学院修了が必要なものまで様々です。簡単に取得出来るタイプほど仕事の安定感は低いです。

この記事では高卒の方が取得しやすい心理資格と、その後の仕事について解説します。難易度が低い順に紹介します。

通信課程で資格取得する場合

最も手っ取り早い方法がこれです。

通信で非常に人気の高いメンタル心理カウンセラー資格取得までの期間は約2ヶ月、合計費用は34,650円(10%税込)です。実際にこの資格を取得し、独立開業して仕事を得ている人はいます。

デメリットとして、

  • 通信課程で完結するのでスキルが身に付きにくい
  • スクールから仕事の紹介は無く、自分でブログやHPから仕事を得る必要がある

点です。ただ、非常に安価で資格取得出来るので、仮に自分で仕事を得られなかったとしても他業種と比較するとローリスクです。たいした赤字にもなりません。

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とりあえずやってみて、もっときっちりカウンセリングを習いたいと感じられたら通学のスクールを活用するのも1つの手です。

資格取得が目的であれば通信が簡単ですが、プロとして活動するのが目的であれば、通学のスクールの方が適切です。通信と比較すると費用がかかりますがその分仕事の幅も増え、プロとして活躍している人は段違いに増えます。

民間の養成スクールに通学する場合

それぞれのスクールの講座やトレーニングを受講後、各団体の認定資格を取得し、仕事を得ます。

学びの中で実際にカウンセリングの様子を見れたり、プロから直接アドバイスをもらえ、必要な知識やスキルを効率的に学べます。プロになるまでの平均的な期間は2年間程度、費用は30万~50万程度が平均的です。

デメリットとして民間の心理資格は、大卒必須の心理資格と比較すると認知度がどうしても低いです。

その分カウンセラーとしての実力や、社会性、信頼性が求められる世界でもあります。個人で独立する場合は、クライアントさんに魅力を感じてもらえるような経営力も必要になります。

民間のカウンセラー養成スクールに通って資格取得した場合、次のようにプロとして活動している方がいます。

1 そのスクールが紹介しているカウンセリングの仕事を行う

スクールによっては、公的機関や専門学校、企業などからカウンセリングの仕事を請け負っているところがあります。カウンセリングの仕事は期間や収入など、不定期で安定しないところは多いですが、経験や実績を積む上で貴重な現場といえます。

2 そのスクールに務める

民間の養成機関を修了した場合、受講したそのスクールで非常勤のカウンセラーや、カウンセリング講座の講師、スクールのスタッフとしてプロのカウンセラーになるという道を作れます。

関連:カウンセリングスクールに務め、プロカウンセラーとして活動する

3 カウンセラーとして独立する

ご自身で開業する方法です。独立開業カテゴリーでも紹介していますが、開業して1人でカウンセリングの仕事を行っているカウンセラーは、かなりいます。

スクール修了後すぐに独立することも出来ますが、まずプロとして何らかの経験や実績を積まれ、スキルアップしてから独立されるほうがクライアント(相談者)の方に納得・満足してもらえる仕事が出来ます。いきなりカウンセリング1本で独立するよりは、他の仕事と兼業し、メドがついてから独立するほうが安全です。

4 資格取得後、ハローワークなどで募集している仕事にエントリーする

ハローワークで募集している心理・カウンセリングに関する仕事では、大卒必須の心理資格が必要でないものも多いです。電話相談員やDVの相談員等も公募されています。

スクールカウンセラー、病院での活動を目指す場合

スクールカウンセラーや病院でカウンセラーとして活動したい場合、以下のいずれかの資格(公認心理師、臨床心理士)が求人条件に入っている事が多いです。

いずれも学歴を高卒から上げる必要がありますが、その分仕事を得やすくなる資格ですので、選択肢の1つとして紹介します。

高卒から公認心理師になるには

公認心理師は国家資格で信頼性はNo1です。ただし受験資格の関係で学歴を高卒よりも上げる必要があります。最短最安の方法としては、

  1. 通信課程の心理系大学を卒業する
  2. 最低2年間(標準3年)の実務経験を満たす
  3. 国家試験に合格する

です。大学入試というと大変なイメージがあるかもしれませんが、実は通信課程の心理系大学なら入学は非常に簡単です。入試は無く、書類選考のみで合格率も高い所がほとんどです。ただし、卒業率は50~70%と高くはありません。期間は当然4年間かかりますが、通信だと費用は4年間で合計100万円程度が平均ラインです。(学費のみ)

この資格を取得できた場合、仕事の幅が広がります。タイミングが良ければ、病院に社員のカウンセラーとして就職出来る率も格段に上がります。
詳細:3分でわかる「国家資格・公認心理師になるには」必要な費用や期間

高卒から臨床心理士になるには

臨床心理士資格は、民間資格としては認知度が最も高く、仕事も得やすいです。

こちらは受験資格として大卒だけでなく、指定大学院を修了する必要があります。大学は心理学関係に限らず、とにかく4年制大学を修了していればOKです。

詳細は社会人になってから臨床心理士資格を取得するまでにかかる費用と期間をご参照下さい。

大学だけではなく大学院の修了が必須ですので、高卒の方にとっては公認心理師を取得するよりも費用がかかり、お勧めできません。

どのルートを選ぶべきか

公認心理師は国家資格ですが、実技試験があるわけではないため、スキルが身に付くかどうかは不明確です。

しかし高卒の方で比較的年齢が若く、収入面などの将来的なことを視野にいれた場合は、この資格を選択肢の1つとして考えてもよいのではないでしょうか。

公認心理師資格が無くとも民間のカウンセリングスクールに通い、カウンセラーとして活動している方は多くおられます。ご自身の生き方の1つとして、カウンセリングをやっていきたいと考えておられる方には、民間のカウンセラー養成スクールがおすすめです。

ただ、高校を卒業してすぐに民間のスクールに通うという方法はあまりおすすめできません。相談者の立場からしても、社会経験の多いカウンセラーのほうが信頼しやすいものです。何らかの職業を経験しているほうが、社会性や一般常識(顧客や目上の方への対応や言葉使いなど)も身に付きやすいですし、カウンセラーとして活動するときにもその時の経験が必ず役立つからです。

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