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心理カウンセラーに向いている人の適正診断|悩み苦しんだ体験が有利!

人には向き不向きがあるため、カウンセラーを目指す時、自分自身が向いているかどうか、適性が高いかどうかは気になる所だと思います。

私自身今まで100人近くのカウンセラーに、約500人のカウンセラーになりたいという人に会ってきました。この記事では、カウンセラーに向いている人の特徴5つとその理由を解説します。

次の項目に該当するものが多ければ多いほど向いています。少なくとも2つ以上該当しないのであれば、向いていません。

動画で知りたい方はこちら

この記事の内容は以下の動画でも解説してます。

1 世話好き。役に立ちたい思いが強い。

ここが1番カウンセラーにとって大切な要素だと感じます。

世話好きというのは、人のお世話だけで無く、動物や植物の世話をするのが好きな人も向いています。

相手の役に立ちたいという強い思いが、もっと良いカウンセリングが出来るようになりたいという熱の元になります。

たとえ未熟であったとしても相手のために一生懸命に関わる姿勢が、クライアントさんの心をときほぐしていきます。

逆にこの思いが無く、カウンセラー自身のエゴを満たすためのカウンセリングだとクラアントが不幸です。このエゴとは、カウンセリングをすることで自分が相手よりも上だという気持ちを満たせる感覚です。

ちなみにほとんどのカウンセリングスクールでは、TAエゴグラムという心理テストを習います。TAエゴグラムは自分自身の行動パターンを可視化出来る心理テストです。世話好きな人はNPという要素が高いです。心理カウンセラー、看護師さん、介護士さん等の人を支援する職業の人はNPが高い人が多いです。

2 過去に強い悩みを抱えたことがある

深い悩みを持ったことがある人は、その分人の心の痛みがわかりやすくなります。強く悩んだことがある人と、あまり悩まずに生活してきた人と比較すると、悩んだことがある人のほうが圧倒的に弱い立場の人にやさしいです。

悩みを乗り越えた経験があると、同じような状態の人に対しても今乗り越えたら何とかなると希望を持って関わる事が出来ます。

フロイトはもともと極度のノイローゼ・神経症がありました。自分の神経症を治すために自分の分析をはじめたわけです。

ユングは普通の医者が診たら精神病と思うような症状で、幻聴や幻覚がある、ものすごい体験をしています。その体験を克服していく過程で得たことを普遍的な言葉に置き換えてユング心理学を作り上げています。

「日本人という病」河合隼雄著より引用

カウンセラーを目指す人の多くは、自分自身が強く悩んでいる・苦しんでいる状態の時にカウンセリングで助かった・心が劇的に動いた・圧倒的に生きやすくなった経験をされた方が多いのではないでしょうか。私もその1人です。

3 人の心理、カウンセリングが好き

カウンセリングの仕事はハッキリ言って好きでないと続けられません。カウンセリング習得に必要な勉強の時間と、需要と収入を見合わせても儲かる職業でもありません。

それほど儲からなくても続けられるのは、その仕事が好きだからこそです。人は好きでも無い事を続けるのは苦痛です。生活のために何らかの仕事をしている人は多くいますが、生活のためだけにカウンセリングの仕事をしている人は、まずいません。

4 細かい点によく気がつく

プロのカウンセラーの中にはあまり細かい点を気にしない人も、もちろんいます。

ただ、クライアントさんの中には部屋の細かい汚れやゴミなど、細かい点によく気がつく方が圧倒的に多いです。繊細だからこそ、感じやすいからこそ傷つきやすく、悩みやすい側面はどうしてもあります。

そういった人と関わる上で、細かい点に気付けないよりは、細やかな点に気付ける人のほうがカウンセラーに向いているといえます。

綿自身以前とある場所で箱庭療法(砂箱と人形を使う心理療法)を受けた際に、これから取り組もうという時に砂の中に前に使った小物や、髪の毛が入っていたことがあります。気持ちが萎えました。こういったことがあると、細かいようですが大切にされていない感覚になります。

5 今まで何かに全力で一生懸命取り組んだ経験がある

カウンセリングスキルを身に付ける事で、自分自身が癒やされたり生きやすさを身に付けられたりしますが、プロレベルのスキルを身に付けようと思うと、今の自分では上手くやれない・出来ない事を少しづつクリアにしていく必要があるためです。

その時に全力を出してもクリア出来ない課題があると、やっぱり落ち込みます。自信が無くなって途中で諦める人もいます。

過去に何かに一生懸命に取り組んだ事があると、この時に持ち堪えられるんですね。上手くやれない自分自身を受け入れながら、前進出来ます。部活でも趣味でも好きな事でもそれに対して全力で取り組んでいれば、その体験が新しい自分を創るための自信になります。

向き不向きと同等に大切な事

何かを判断する時に、「向いているかどうか」も大切ですが、1番大切なのはそれをやりたいかどうかです。

もし自分自身がカウンセラーに向いているかどうか、悩んでいればまずは何か出来る一歩を踏み出してみて下さい。カウンセリングに触れたり学んだり、やってみることで初めてわかる・感じられる事は多いです。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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