刑務所での心理カウンセラー|処遇カウンセラーとは

 2015年7月1日  

刑務所の心理カウンセラーは、処遇カウンセラーと言われています。非常勤で各刑務所から公募されています。ハローワークの求人に出ていますが、募集時期はまちまちのようです。

処遇カウンセラーの公募画像

刑務所によって「カウンセリング担当」を募集しているところもあれば、「薬物担当」として募集しているところもあります。勤務に必要な資格として、臨床心理士資格が必須の刑務所もあれば、そうでない刑務所もあります。

主な活動内容

主な活動としては、カウンセリング担当の場合

  • 受刑者に対するカウンセリングの実施
  • 他の職員に対する処遇上の助言 ・受刑者処遇に関する打ち合わせ等の参加

薬物担当の場合

  • 受刑者に対する薬物依存離脱指導
  • グループワークの実施・同指導後の評価等の実施 
  • 他の担当職員の支援

等になります。

薬物担当のグループワークなどでは、認知行動療法を使用しているところが多いです。(雑誌の切り抜きを使うコラージュ療法を使用しているところもあります。)カウンセラーが、「このやり方、療法で実施したい」という希望があっても、刑務所側で実施するプログラムが決められているケースもあります。

他の分野との比較

薬物依存者については、刑務所への再入率(一旦刑務所を出てから、また刑務所に入る率)が他の再犯者(38.8%)にくらべ、約50%と非常に高いです。 参考:法務省・薬物依存再犯防止対策

そのため、力のあるカウンセラーの必要性が高い分野といえます。

また、刑務所に入る人は、家庭環境が幸福でない人が比較的多いです。そのためカウンセラーの懐の深さや、受刑者の背景をしっかりと理解して受け止める力が、より大切になってくる分野でもあります。

成功したい人のカウンセリング・サポートをしたいと思っている人より、不幸な人・弱い立場の人の力になりたいと思っている人に向いている分野です。

実際に処遇カウンセラーになるには

公募されているところの面接に行くしかありません。公募のタイミングについては、常にハローワークの求人に対して検索をかけたり、アンテナを張っておく必要があります。

採用方法は刑務所によって若干違いますが、筆者が受けた際は作文と面接でした。どこかで認知行動療法のグループワークを行ったことがあると採用の確率が上がると思います。

刑務所を実際に見学してみての所感

実際に処遇カウンセラーの面接に行った際、面接前に刑務所の中を見学させてもらえたんですね。その中で特にインパクトに残ったのが、「受刑者にベルトコンベアから流れてくる特定の色の小物のみを選別させて、選別したものを職員がまた元に戻す」という全く意味のない作業をさせていた事でした。(※すべての刑務所がこういった作業をやらせているわけではないと思います。)

体を動かす事の大切さや、単純作業に耐える力はつくと思いましたが、正直ちょっとこれは・・と感じました。やりがいも何もありません。

そういった思いがあっただけに、四度の脱獄を実行した実在のモデルを描いた「破獄」というノンフィクション小説を読んだ時、脱獄しなくなった刑務所側の所長の対応にとても感動しました。その刑務所長は、受刑者に仕事を作るために、喜んでもらうために、正月のおせちのケースを受刑者自身に作らせていたんですよ。他にもとても愛情あふれた対応をされていました。

受刑者のサポートをしたいという方に、破獄はとてもオススメです。

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