心理カウンセラーの種

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精神保健福祉士は心理カウンセラー資格ではないたった1つの理由

 2017年6月10日  

心理職・心理カウンセラーに近い職種・資格として精神保健福祉士があります。国家資格であり、求人も安定しています。

精神保健福祉士は心理カウンセラーなのか?という点については、結論からお伝えすると、違います。仕事内容自体が違います。

この記事では、精神保健福祉士が心理カウンセラー・心理資格ではない理由を解説します。

精神保健福祉士は心理カウンセリングを行わない

1番の理由がこれです。

心理カウンセラーとは、「カウンセリングを使う人」のことです。

「カウンセリング」という言葉は、化粧品や脱毛など、現在広い範囲で使われていますが、心理カウンセリングとは「心の問題解決のための会話」です。

精神保健福祉士は、精神障害者の入院サポートや、就労前訓練や作業のサポートを行いますが、心理カウンセリングをしません。

カウンセリングの一般的な流れ、

  1. じっくりと傾聴
  2. その方にとってなぜその問題が悩みとなるのかを分析
  3. 問題解決のために様々な心理療法を使う

といった事はしません。

精神保健福祉士の仕事内容や、国家試験の試験科目を見ても明らかです。

精神保健福祉士の仕事内容

精神障害者の入院サポートが主な仕事です。精神科の入院患者さんが退院後、社会復帰するまでのトータルサポートを行います。

精神保健福祉士は、精神障害者が日常生活訓練をする事業所では、家事などの具体的な基本動作を一緒に行い、助言します。就労前訓練や作業を行う目的の施設では、作業を通して社会参加することを支援します。

引用元:日本精神保健福祉士協会サイト

心理カウンセラーのように心の問題解決を会話で行うような事はせず、精神障害者が社会参加出来るようにサポートします。

心理学やカウンセリングの知識を仕事で利用する事も

精神保健福祉士は、ドクターや臨床心理士と連携しています。これは精神障害者の中でも、どんな状態の人に心理カウンセリングが適切かを知っておく必要があるためです。

精神保健福祉士の国家試験科目に、「心理学理論と心理的支援」がありますが、これはカウンセリングが適切に使えるかどうかを見るようなものではなく、カウンセリングの目的や対象等、内容を理解しているかどうかを見るものです。

間違えやすい理由

支援する対象者は同じという点に尽きます。

精神保健福祉士は主に「精神上の障害がある人たちやその家族」をサポートします。

心理カウンセラー(特に臨床心理士)も同じく精神上の障害がある人たちをサポートします。心理カウンセラーは全般的に「心の問題を抱えている人」をサポートし、その中に精神上の障害がある人が含まれることがあるのですが、支援する対象者が同じなので間違えやすいです。

まとめ

精神保健福祉士は、精神障害者が社会参加出来るようにサポートする福祉資格・福祉職です。資格名からも明らかです。

仕事の中で、心理学やカウンセリングの知識を使う事はありますが、心理カウンセリングを行わないので、心理カウンセラーでも心理職でも、心理資格でもありません。

ただ、レッキとした国家資格ですし、心理職と比較して求人が安定しているのは、まぎれもない事実です。

人の役に立てる仕事がしたい、安定した仕事で家庭を支えたいという方に向いています。

資格取得のためには、福祉系大学で所定科目を修める必要があります。通信課程の大学でもOKですので、興味のある方はこちらで詳細をチェックしてみて下さい。


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