心理カウンセラーの種

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死にたいと相談された時の今すぐ出来るカウンセラー的対応法3つ

 2017年1月21日  

特に心理カウンセラーを目指す人は、相談されやすい人が多いです。友人・知人から「死にたい」と打ち明けられた事もあるかもしれません。

「死にたいと言っているうちは死なない」という持論の人もいますが、本当に命を断ってしまう人もいます。

私自身、プロのカウンセラーでない時に、友人から「死にたい」と言われた事がありますが、その時はただ側にいることだけしか出来ませんでした。

この記事では、もしあなたが身近な人から「死にたい」と言われた時に、どう対応するとその人の役に立てるか、楽になってもらいやすいかを紹介します。

1 しっかりと受け止めながら話を聴く

これに尽きます。できれば30分~1時間くらいのまとまった時間を取って、しっかりと話しを聴いてあげて下さい。ただ、聴くだけで充分です。

なぜかというと、人は自分のことを「わかってもらえた」と感じられると、それだけで楽になれるからです。

「死にたい」という言葉は、ある意味「死にたいくらい辛い」という訴えでもあります。

聴く時の注意点

何かが良い悪いといった評価や、アドバイスはしないほうが良いです。「それはあなたが悪い」というのはもっての他ですし、死にたい気持ちの時にアドバイスされると、たとえそれが真っ当なものだとしても今の自分を否定された気持ちになって、逆に落ち込むからです。

ただ、受け止めて聴くだけで良いです。

簡単にできる受け止める聴き方を紹介します。すべて出来なくとも、少しでも取り入れると楽になってもらいやすいです。

1-1 しっかりと相手の目を見る

話を聴くときの「見る」には2つの効果があります。

1つは、目をしっかりと見ることで相手の方に「関わってくれている」と感じてもらえる事。死にたい時は間違いなく心細い時ですので、あなたの「見る」関わりで暖かみを感じてもらえます。

2つ目は、相手の目をしっかりと見ることで、「本当の気持ち」をこちらが掴みやすくなります。目にはその人の心が現れます。その方が苦しみや悲しみをどのくらい感じているのか、それを感じられないくらい疲れているのか、見ることでその方の気持ちをキャッチしてみて下さい。ちゃんとわかってもらえると、それだけで救われます。具体的な気持ちの受け止め方を紹介します。

1-2 相手の気持ちを汲み取って伝える

これは、カウンセラーの聴き方では共感のことばと言われています。

しっかりと相手を見て、聴いた言葉から相手の気持ちを汲み取って伝えると、苦しい気持ちをわかってもらえたと感じてもらえます。

  • 大変だったよね
  • つらいよね
  • 苦しいよね

だけでOKです。

その時の死にたいくらい辛い相手の気持ちを感じて、汲み取って、伝えてあげてみて下さい。それだけで救われる命があります。

ただ、テクニックとして気持ちを汲み取らずにサラッと「つらいよね」と伝えると逆効果で、その言葉で逆に「わかっていない」事が伝わります。伝えるときは、しっかりと相手を感じて伝えてあげて下さい。

1-3 時間は区切る

腕時計の写真

長くても2時間も聴いたら一旦その場は区切った方がよいです。これは話す側にとっても、聴く側にとっても大切な事です。

苦しい気持ちを話す事は、思った以上に心の体力を使います。泣くと疲れるのはこのためです。聴く側としても、時間無制限で聴いていると依存を生みやすいですし、聴く側の寝る時間が無くなってしまいます。

区切り方は、

「今日はもう時間が無いから、また後日様子を教えて。何か私に出来る事があったら言ってね。」

だけで良いです。会話の最初に、「~時までなら今日は大丈夫」と話を聴ける時間を伝えておくのも1つの方法です。

1-4 相手を変えようとしない

上記の聴き方で「わかってもらえた」と感じられると、気持ちが楽になったり、自然と少しづつ元気が蘇ってきます。

ポイントは、「死にたいくらい辛い状態のその人を受け止める」という事で、何とか役に立ちたい思いから相手を無理に変えようとしない事です。

死にたい気持ちの時に「プラス思考で前向きに捉えましょうよ!」等と言われると、「落ち込んでいる今の自分はダメなんだな」と感じられて、話す気力も失せます。

2 自分の死にたいくらい苦しかった体験を話す

しっかりと話しを聴いた後に、もしあなたが自殺を考えた体験があれば、それを相手に話すのも楽になってもらえる1つの方法です。もちろんあればで良いです。なければ無理に伝える必要は一切ありません。

話を聴いた上で、相手の苦しみと同じような体験だったのであれば効果的です。自分だけじゃなかったんだと感じられて楽になれます。

自分の苦しい体験を話す目的は、あくまで相手に自分だけじゃなかったんだと感じてもらう事です。「私はこれくらいの苦しい体験をしたから、あなたの体験はまだ楽なほうよ。」という思いから話すと、説教に感じられて逆効果です。

3 カウンセラーや病院を勧めることについて

これについては、何度かあなたに話を聴くことを依頼してきて、自分ではもうどうにも出来ないと感じられた時でよいです。

ちょっと話を聴いただけで、カウンセラーや医者を勧められると、それだけで話をする気力が削がれますし、実際問題そこまでではなく、単にあなたにわかってもらいたかっただけかもしれないからです。

まとめ

私自身学生の時に自殺を考えた事がありましたが、身近に話をちゃんと聴いてくれた人がいたのは本当に救いでした。あの時聴いてもらえていなかったらどうなっていたんだろう・・・と思います。

長い人生の中で、強く落ち込む事は誰にでもあると思います。状態が悪くなる前に、身近な人にしっかりと受け止めて聴いてもらっていれば、症状をこじらせずにすむ事は多いです。

信頼できない人には「死にたい」とは打ち明けられません。あなただからこそ話せたと思います。死にたい気持ちの時に、すぐに笑顔になるのは難しいので、まずは受け止めて「楽になってもらう」ことを目的に聴いてみて下さい。

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