カウンセリング関係

カウンセリングを受けるべきか迷った時の選択方法とチェックテスト

カウンセリングを受けるべきかどうか迷った時は、ご自身がカウンセリングに興味があるか、無いかで決めるのが良いです。

興味があれば是非受けてみて下さい。特に悩みが無くても受けることはできますが、以下のような何らかの心の悩みがある方が受けられるケースが多いです。

  • 人間関係で悩んでいる
  • 職場でのストレスが強い
  • 自己肯定感が低く、生きるのが苦しい
  • 恋愛でいつも同じような別れ方をする
  • 不安感が強く、常に頭から何らかの不安が離れない

特に有料のカウンセリングを受ける場合、迷いやすいと思います。その場合以下のチェックテストをやってみてご自身の心の状態をチェックしてみて下さい。

かんたんにできるチェックテスト

どちらか興味のある方だけでもOKですが、両方やると現在のご自身の状態とストレスを抱えやすいかどうががわかります。

自己肯定感チェックリスト

1分ほどで終わり、自己肯定感の高い・低いがわかります。TA交流分析という世界中で使われている心理学をベースに作成してます。

自己肯定感チェックリスト12問|大人向け無料診断

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エゴグラム

こちらは50問のかんたんな質問に答える心理テストで、ご自身の行動パターンが客観的にわかります。

エゴグラム各要素の分類図

エゴグラムとは|5つの行動パターンがわかる性格診断テスト

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回答後にできあがったグラフの形から、ストレスを抱えやすいかそうでないかがわかります。

無料か、有料かで迷う時は

無料カウンセリングサービスは、主に国や県が運営しており、基本的に通話かメッセージでのやり取りになります。
※DV被害者の場合、対面で無料で受けられます。
詳細:お金が無くてカウンセリングを受けられない時の対処法5つ

無料か有料かで迷うときは、できるだけ有料のカウンセリングサービスを使うのをお勧めします。理由はシンプルで、お金を出した方が、その分は何とか取り戻そう・プラスにしようという意識が強く働くためです。

保険適用できる場合

以下のいずれかに該当する場合、心理カウンセリングが保険適用になります。

  • うつ病等の気分障害と診断され、医師からのカウンセリングで認知行動療法が実施されるケース
  • 特定の精神疾患と診断され、医師から通院・在宅精神療法を受けた場合
  • 医師が標準型精神分析療法としてカウンセリングしてくれるケース

詳細:心理カウンセリングが保険適用になる条件3パターン

ただし薬は不要と感じている方は、病院よりも民間のカウンセリングルームの方が適切です。病院としては時間を必要とするカウンセリングよりも、短時間の診断と投薬の方が儲かるため、50分以上カウンセリングをしてくれる病院は多くありません

カウンセリングで得られる効果

カウンセリングで得られる主なメリットは、次の4つです。

  • 自己理解が深まって本音の部分が見える
  • 生きやすさを手に入れられる(自己肯定感が高まる)
  • コミュニケーションスキルが高まる
  • ストレスマネジメント能力が高まる

詳細:カウンセリングの効果・メリット6つ|効果が出やすい人と出にくい人の違い

特に感情を抑え込みがちな方は、うつがひどくなると回復に時間がかかりますので、早めに取り組むとこじれずに済みます。

症状がひどくなると回復に時間がかかる

健全な状態でカウンセリングを受けると回復も早いのですが、我慢を重ねて症状がひどくなると、回復にどうしても時間がかかります。また体に様々な症状が出ることもあります。(例:胃潰瘍、お腹がゆるくなる、脱毛など)

心身共に疲労感が強いと考える余裕がなくなり、判断力も落ちてきます。我慢を重ねて苦しい状況に居続けると、五感(特に聴覚、嗅覚、味覚)が弱くなったり、強いうつ状態になると回復に年単位の時間がかかります。

そうならないためにも、何かがおかしいという違和感を感じた時に早めにカウンセリングに行くなり、そこから抜ける(仕事を休む)など何らかの対策を取るのをお勧めします。

カウンセリングを受ける=心が弱い人という訳ではない

日本ではカウンセリングというと心が病んでいる人が受けるものというイメージが強いです。部屋から出られないような重度のうつ病の人や、不安障害などの精神疾患のある人が受けるイメージです。

カウンセリングはそういった人たちだけのものではなく、自己肯定感を高めたい(自分を好きになりたい)方や、何となく心に違和感がある、緊張が強くて本来の力を発揮できない場合にも有効です。

欧米では経営者が心のメンテナンスやストレスケアのためにカウンセリングを使うケースも多いです。

カウンセリングルームといっても様々ありますので、良いカウンセリングルームの選定方法を紹介します。

カウンセリングルームの選定方法

これは実はとても簡単です。

ホームページ、ブログ、SNSなどの発信情報を見て、何か楽になったり得られるものがあるか、信頼できそうかをチェックする

という方法に尽きます。YouTubeにカウンセリングに関する動画をアップしていれば、より判断しやすいです。

どんな資格を取得しているのかも、もちろん大事です。それぞれの心理資格の取得難易度については、心理カウンセラー資格難易度ランキングをご参照下さい。

最も大切なのは、ホームページやブログ、動画などを見て、あなたの心に響くものがあるかどうかです。心に深く触れる事が出来るカウンセラーの文章・発信にはそれが現れますし、そうでないカウンセラーの文章・発信はそれなりです。

「都道府県名 カウンセリング」などのキーワードで検索すると、様々なカウンセリングルームが出てきます。少し手間はかかりますが、是非あなた自身の判断でカウンセラーを選んでみて下さい。

私自身もオンラインカウンセリングを行っております。お気軽にご活用下さい。

まとめ

カウンセリングを受けるべきか迷ったときは、カウンセリングに興味があれば是非受けてみて下さい。心の問題はこじれると回復に時間がかかります。

自分自身が苦しいときに、カウンセリングなどで助けを求めることができるのも1つの能力だと思います。

カウンセリングを受ける時の服装は、何でもOKです。持っていくものは特にありません。メモが取りたい場合も紙とペンが用意されていることが多いです。カウンセリング中の飲み物は出してくれないところもあるので、気になる方は持参して下さい。

悩みについては無理に話しにくい事を話す必要はなく、話せる範囲でOKです。会話はすべてカウンセラーがリードしてくれます。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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