悩みはそんな深くないし、睡眠も食事もしっかりと取れている、そんな状態でカウンセリングを受けてもいいんですか?という疑問を持たれる方がおられます。
この記事では、どの程度の状態・症状ならカウンセリングを受けるべきか解説します。
どんな状態でもOK
結論からお伝えすると、どんなに健全な状態でも受けに行ってOKです。というのも心理カウンセラー自身、自分の理解を深めたり心のメンテナンスのために心理カウンセリングを受けます。※教育分析とよんでいます。
その時カウンセラーに何か悩みがあったり、症状があるかというと、そんな事はないんですね。その健全な状態でも、自分自身が本当に望んでいる事や、本当に感じている事をカウンセリングの中で発見できることも多いです。
ですので日常生活は問題なく送れていても、以下のような状態でもカウンセリングを利用すると楽になります。
- 人間関係で悩んでいる(職場の上司とうまくいかない、母親に対してどうしてもきつくあたってしまう等)
- 育ってきた家庭環境が理由で、深い孤独感がある
- 恋愛でいつも同じような別れ方をする
- 男性に近づくだけで緊張感が強い
- 過去のトラウマで動悸や涙が止まらない事がある
こういった状態の時は、心療内科や精神科を利用するのではなく、カウンセリングルームの方がお薦めです。
というのも、基本的に病院に行くと「お薬」を出されます。
統合失調症や、不安感が非常に強いうつ病には薬が有効ですが、上記のような状態で薬を使っても、一時的に不安感が楽になるだけで、根本的な解決には繋がらないです。
カウンセリングを受ける=心が弱い人という訳ではない
日本ではカウンセリングというと心が病んでいる人が受けるものというイメージが強いです。部屋から出られないような重度のうつ病の人や、不安障害などの精神疾患のある人が受けるイメージです。
カウンセリングはそういった人たちだけのものではなく、自己肯定感を高めたい(自分を好きになりたい)方や、何となく心に違和感がある、緊張が強くて本来の力を発揮できない場合にも有効です。
欧米では経営者が心のメンテナンスやストレスケアのためにカウンセリングを使うケースも多いです。
カウンセリングルームといっても様々ありますので、良いカウンセリングルームの選定方法を紹介します。
カウンセリングルームの選定方法
これは実はとても簡単です。どんな方法かというと、
という方法に尽きます。
どんな資格を取得しているのかも、もちろん大事です。それぞれの心理資格の取得難易度については、心理カウンセラー資格難易度ランキングをご参照下さい。
さらに大事なのは、ホームページやブログを見て、あなたの心に響くものがあるかどうかです。心に深く触れる事が出来るカウンセラーの文章にはそれが現れますし、そうでないカウンセラーの文章はそれなりです。
「都道府県名 カウンセリング」などのキーワードで検索すると、様々なカウンセリングルームが出てきます。少し手間はかかりますが、是非あなた自身の判断でカウンセラーを選んでみて下さい。
何が悩みなのか自分ではよくわからない場合は、物や絵を通して自分を見つめていく箱庭療法や絵画療法も効果的です。使えるカウンセラーとそうでない人もいますので、各カウンセリングルームのサイトでチェックしてみて下さい。