お金が無くてカウンセリングを受けられない場合、
衣食住に手一杯で、カウンセリング費用に当てられないケースと、
カウンセラーを目指していて、教育分析を受けたいけれども受講料でお金を使っていて、カウンセリング費用の抽出が難しいケースと2通りあると思います。
それぞれ対処法が変わってきますので、まずは衣食住に手一杯で難しいケースの対処法を解説します。
衣食住に手一杯でカウンセリング費用が無い場合
保険適用出来るかどうか確認する
医師からのカウンセリングの場合、保険適用となるケースがあります。ただし、うつ病や不安障害などの症状に限定され、自己肯定感を高める目的での適用は難しいです。
詳細は心理カウンセリングが保険適用になる条件3パターンの記事をご参照下さい。
無料カウンセリングを活用する
男女共同参画センター
DVを受けている(受けていた)方の場合、国が運営している男女共同参画のための総合的な施設で無料カウンセリングを受けられます。
該当施設は各都道府県の主要都市にあります。
各都道府県運営の無料相談を活用
通話またはメッセージでの相談になりますが、都道府県毎に無料で心の相談を受けれる機関が紹介されていることがあります。
上記以外の都道府県の方は、「都道府県名+自殺予防相談」などで検索してみて下さい。
その他民間の機関での無料カウンセリング
カウンセリングサービスでは、初回のみ無料の電話カウンセリングを受けられます。
http://www.counselingservice.jp/service/service-muryo.html
無料ですので、過剰な期待は禁物です。また、次の有料カウンセリングに繋げられるのを踏まえておいた方が良いです。(合わなければ断ればOKです)
いのちの電話でも無料で話を聴いてもらえますが、話しを聴くのはプロカウンセラーではなく、研修を受けたボランティアの方という点は踏まえておくべきです。聴くだけでアドバイスはしてくれません。
心が楽になる記事を読む
最も手軽に取り組める方法です。当サイトのセルフメンタルケアのカテゴリーでは、様々な方法を紹介しています。どれも無料で閲覧できますので、少しでも心が楽になれば幸いです。特に下の記事は多くの方に読まれています。
グループカウンセリングを活用する
カウンセリングルームや心理スクールによっては、グループカウンセリングや、心の悩みをテーマとした複数名での座談会を開催しているところがあります。
【カウンセリング お住まいの都道府県名】で検索してチェックしてみてください。
カウンセラー1人に対して、参加者が複数人のカウンセリングですので、深い悩みは話しにくいですが、料金は1回1,000~3,000円程度とマンツーマンでのカウンセリングに比べて格段に安くなります。
いざという時は生活保護を活用
お金がなくなってくると気持ちにも余裕がなくなってきます。いざという時にはセーフティーネットとして生活保護もありますので、視野にいれておくと良いと思います。
生活保護を受給している場合、医療扶助の対象となり、保険適用となる病院でのカウンセリングであれば無料です。
続いてカウンセラー養成講座でお金を使っていて、カウンセリング費用の抽出が難しい場合の対処法を解説します。
カウンセラーを目指していて教育分析費用の抽出が難しい場合
でファイナルアンサーなのですが、別の方法も無くはありません。
それは、自分の悩みを自己開示として話せるようにトレーニングするという方法です。
自己開示というのはカウンセリングスキルの1つで、カウンセラーの過去の悩みを同じような悩みを抱えているクライアントに打ち明ける事です。自分だけじゃなかったんだと感じてもらえたり、クライアントが自分の悩みを話しやすくなるというメリットがあります。
聴いてもらうのは、同じカウンセラーを目指している仲間がベストです。
カウンセラーを目指す場合、自分の悩みは仕事の糧になります。性同一障害の方は同じ状況の人の気持ちを深く理解出来ますし、パニック障害になった事があれば、その体験が同じ症状の人の勇気付けになります。
是非あなたの体験を役立てられるよう、自己開示として話すトレーニングに取り組んでみて下さい。
まとめ
カウンセリングを受けたいけれどお金が無い場合の方法として
- 保険適用出来るかどうか確認する
- 無料カウンセリングを活用する
- 心が楽になる記事を読む
- グループカウンセリングを活用する
を紹介しました。
カウンセリング料金の相場は、地方都市で60分6,000円、東京では60分8,000円程度です。高ければ高いほどよいわけではなく、相場料金で良いカウンセリングをされる方は多いです。
60分15,000円を超えるような所は暴利といえますので、それ以下のところをお勧めします。