心理カウンセラーの仕事というと、対面でのカウンセリングを思い浮かべる方も多いと思いますが、セミナー講師もプロとしての活動方法の1つです。
カウンセリングセミナーにも様々な種類があり、心理学を日常生活や仕事に役立てるものから、プロカウンセラー養成講座、企業でのコミュニケーション研修やストレスマネジメント研修もその1つです。
この記事では具体的にどんな方法で、カウンセラーの講師として活動出来るかを3つ紹介します。
1 入学したカウンセリングスクールの講師を目指す
この方法が1番手っ取り早いでしょう。
民間のカウンセラー養成スクールだと、様々な人に興味を持って聴いてもらうために、プログラムをわかりやすく理解してもらえるよう工夫しているところも多いです。著者が受講した時は、本だとまったく理解出来ない事をわかりやすく理解出来るように伝えてくれていたのが印象的でした。
そのスクールの講座を受けていて、「おもしろい!」と思えたら、そこの講師を目指すとよいです。スクールによっては講師トレーニングを行っているところもあります。具体的にどうすれば講師になれるのかわからなければ、そのスクールのすでに講師として活動している人に「どうやってカウンセリング講座の講師になれたんですか?」と聞いてみるとよいです。
講座の種類によって、初めての人でも話しやすい心理学のカリキュラムと、伝えるためには経験がかなり必要な心理学のカリキュラムがありますので、講師初心者にお勧めのカリキュラムも合わせて確認しておくと講師デビューが早いです。
ちなみに著者の場合は、講座のアシスタントに継続して入っていて、ある程度の実力がついてきたところで講座の前説として5分程度担当させてもらいました。さらに力がついてきたところで講座の一部分(15分程度)を担当させてもらい、少しづつステップアップさせてもらえました。
2 独立後、セミナーを開催する
集客は自身のホームページやメルマガで行い、ストレスやコミュニケーションに関するセミナーを行う方法です。集客については、特に新聞の地方紙だと無料でセミナーの案内を掲載してくれるところもあります。
セミナーの内容はご自身の好きな心理学や心理療法がいいと思います。対象者のニーズに合ったものを提供するのも大切ですが、ご自身が「伝えたい」と思える内容でやる事も大切です。
3 カルチャースクールを利用する
収入は上記2つに比較するとどうしても少なくなりますが、カルチャースクールによっては心理学やコミュニケーション講座の講師を募集しているところもあります。
まとめ
カウンセリングセミナー講師の良いところは、話す内容をまとめていると、その心理学や心理療法の理解がより深まる点です。
参加者にとっても、対面のカウンセリングよりは、複数人の講座のほうが気軽に参加しやすいのも大きなメリットです。