独立開業

カウンセラーとして独立した時のオススメのホームページの作り方

ホームページを作成する女性カウンセラー

カウンセラーとして独立開業した際にオススメのホームページの作り方は、なんといっても自分自身で作る事です。

私自身、ホームページ作成についてはズブの素人でしたが、このサイトはすべて私自身が独学で作成しています。サイト作成の本も購入はしましたが結局読みませんでした。わからない事があればWEB検索すれば、ほとんどの事は見つかりました。

自分で作成できると、気軽にページを追加できたり、どの文言だと申し込みにつながりやすいかの比較検証も気軽にできるメリットがありますが、一番のメリットはなんといっても料金です。

業者に頼むと10~15ページで40万円ほどかかります。なおかつ月々5000円(年間にすると6万円)ほど取るところも多いです。自分でやるとこれが格安で済みます。※必要最低費用として、年間5,000~13,000円程度はどうしてもかかります。

HP作成について最初はとっつきにくい印象だったのですが、やってみると思っていたよりも簡単に出来ました。様々なホームページ作成方法がありますので、この記事では特にカウンセラーとして独立開業を考えていて、HP作成については初心者の方にオススメの方法を紹介します。

無料ブログ・無料ホームページサービスはオススメ出来ません

無料ブログや無料ホームページサービスは多くあります。

しかし、無料にはやはり理由があります。無料ブログは他社広告が挿入されたり、WEB検索で上位表示させるのが難しく、またブログサービス自体が終わる怖れもあります。

おすすめの作成方法は、無料サービスを使うのではなく、自分でドメインとサーバーを契約して自分で作成する方法です。(ドメインとサーバーがどういったものかについては後述します)

無料でHPを作れるサービスとして、jimdoやWixの無料プランが有名です(両者とも有料サービスもあります)。こちらも無料プランはお勧めできません。無料の場合はアドレスが、http://任意のアルファベット.jimdo.com/ といった感じになり、検索で上位に表示される事が非常に難しいためです。実際に様々なワードで検索してみて、このアドレス形式が上位に来ていることはまずありません。

パソコン関係がかなり苦手な方はジンドゥが簡単

パソコンを触るのにかなり抵抗がある方は、ジンドゥーのサービスを利用して作成するのをおすすめします。無料版だと独自のアドレス(独自ドメイン)が使えないので、Startプランにする必要があります。料金は、¥11,880/年 とドメイン代として1,300~5,000円/年 です。

ジンドゥのメリット

私自身、以前有料版を利用していた事があるのですが、本当に驚くほど簡単に作れます。ワード感覚です。写真の挿入もとても簡単です。数種類のテンプレート(ホームページの外観の型)もあるので、素人でも変なデザインになりません。

WEBを運営していると、スマートフォンのアクセスは実は非常に多いのですが、スマホも自動で対応してくれています。ちなみにこのサイトのスマホのアクセスは約70%です。

ジンドゥのデメリット4つ

パソコンを触るのに抵抗がある方にはJimdoはおすすめ出来るのですが、私がジンドゥをやめたのにはいくつか理由があります。

1 サーバーがダウンしてホームページが見れないことがある

しかもアクセスの多い22時頃に見れなくなっていたことが、月に数回ありました。機会損失に繋がります。

2 自動返信メールが送れない

問い合わせフォームは簡単に作れるのですが、自動返信出来るのは英語のみ。逆に不審がられるので問い合わせフォームからの自動返信メールは使えません。

3 複数サイトが運営出来ない

1つで充分でしょ?と思うかもしれませんが、運営しているうちに「カウンセリングルームのサイト」、「特定分野の悩み解決サイト」と新しくサイトを作りたくなり、結局ジンドゥは解約しました。

4 細やかなカスタマイズに向いていない

簡単に作れるのは良いのですが、Jimdoは細やかなカスタマイズに向いていません。例えば「このブログ記事を、上部のメニューバーに位置変更したい」という時などは、Jimdoの場合はそのページのURLが変わります。そうなると、そのページが今まで築いてきたSEOの強さがすべて失われてしまいます。

サポートもメールのみですので、よほどパソコン初心者の方以外には、次に紹介するワードプレスを利用する方がおすすめです。このサイトもワードプレスで作っています。Jimdoほどではありませんが、ワードプレスも比較的簡単にHP作成できます。具体的に方法を紹介します。

お勧め|ワードプレスでHPを作成する方法

ワードプレスとは、一言でいうと無料で使えるホームページ作成ソフトです。「全世界のサイトの1/4はワードプレスで作られている」と言われるくらい、世界でも日本でもとても多く使われています。

ワードプレス自体は無料なのですが、実際ホームページを運用するためにはドメインとサーバー契約(どちらも有料)が必須となります。

ドメインとは、いわゆるウェブアドレスのことです。「http://好きなアルファベット.com」のような形になります。1年毎の更新費用が必要です。(年間1,600円程度)

サーバーは、いわゆるホームページを入れておくものです。サーバーはピンキリで、年間6,000~13,000円程度です。

お勧めは当サイトでも利用しているエックスサーバーです。1番安い「スタンダードプラン」で年間13,200‬円です。

キャンペーン情報

現在ドメイン永久無料&半額キャッシュバックキャンペーン(12ヶ月契約時)を行っています。ドメイン更新料が永年無料です。2024年12月4日(水)17:00まで

エックスサーバー公式サイトから詳細をチェックしてみて下さい。

Xサーバーよりも安いところはあります。スターサーバー(ライトプラン年間3,300円、初期費用1,650円)は安いのですが、アクセスが少し増えてくるとサーバーがダウンしてHPが見れなくなったり、セキュリティの面で弱いところもあります。

私自身Xサーバーを利用していて8年以上たちますが、Jimdoと違い、障害などでホームページにアクセスできなかった事は1度もありません。また、サーバー契約時にタイミングが良いと、ドメイン1つ無料サービスも頻繁にやっています。私もこれを利用していますが、Xサーバーを利用する限りドメイン更新料が1つ永年無料となるため、お得です。Jimdoには無い電話サポートもあるので安心です。

Xサーバーは、管理画面からワードプレスのインストールも1クリックで簡単に出来ますエックスサーバー公式サイトの画面中央のオレンジ色の申し込みボタンからアクセスして、必要事項を記入していけば申し込みも簡単です。

サーバー契約方法の詳細は、Xサーバー申し込み方法とワードプレスインストール方法をご参照下さい。意外に簡単です。

サーバー契約以降の手順

実際のワードプレスでのウェブサイトの作り方は、管理画面を見ながらあれこれやってみることが1番の近道です。自分流にカスタマイズするのはとても楽しいです。ワードプレスを利用してのホームページ作成方法については、こちらのサイトがわかりやすいです。

※基本的な作成の流れは上記サイトが参考になりますが、エディター(HP内容の作成編集画面)が2018年より新しくなっています。そちらの詳細はWordPressブロックエディターの使い方がわかりやすいです。

実際に作成してみると細やかな疑問も出てくると思いますが、ワードプレスは多くの人が利用していますので、わからない事があればWEB検索すればほとんどの事はわかります。

テーマを選択する必要があります

ワードプレスのテーマとは、ホームページの大枠となるテンプレートです。様々なものがあり、自由に選べます。テーマでHPの大枠が決まっているので、簡単に作れるんですね。もちろんどんなテーマであれ、色の設定は自由にカスタマイズできます。

有料のテーマもありますが、無料のものでも高品質なテーマが多いです(デザインは有料より劣ります)。ちなみにエックスサーバーを契約すると無料のテーマがあらかじめ複数組み込まれており、手軽に試せます。

テーマは簡単に変更出来ますので、触ってみてワードプレスの仕組みが掴めてきたところで、好きなデザインのテーマに変えるのも有りです。

このサイトは、有料テーマのAFFINGERをカスタマイズしています。

ワードプレスのセキュリティについて

私自身ワードプレスで複数サイトを9年以上運営していますが、ハッキング・ウイルス等の被害に会ったことは1度もありません。

これは使用しているエックスサーバーが、標準でワードプレスのログイン画面のアクセスを海外不可としている点が大きいと感じます。可能であれば

  • ログインIDとパスワードを推測されにくいものにする
  • ワードプレスとプラグインを最新の状態に更新する
  • 不審な海外のテーマ、プラグインを使わない

点に気をつけておけば良いです。

心配な方は、カスタマイズに慣れてきたらログイン画面のURLを変更してセキュリティを高める事も可能です。必ずしもしなければいけない作業ではありませんが、私もこれを実施してます。

サイト構成と内容について

まずは必須の4ページと、その内容について解説します。

1 トップページ

各詳細ページの起点になります。検索からのユーザーが1番に見る可能性が高いページですので、電話番号もわかりやすい場所に記載しておくと良いです。

サイトに使用する色は、テーマカラーを決めておいた方がデザインが素人っぽくなりません。(当サイトは信頼性を現す青にしてます。)

2 カウンセラー紹介ページ

プロフィールページは非常に大切です。あなた自身がカウンセリングを知ったきっかけや、この仕事をやろうと思ったきっかけ等も含めておくと、それだけでクライアントとの距離が縮まり、「この人にお願いしたい」と思ってもらえます。

また、顔写真があると無いのとでは大違いで、あると信頼性がグンと高まります。掲載しておくのがお勧めです。

その他取得資格、あれば実績も掲載します。

3 カウンセリングページ

以下の内容は是非記載しておきたいです。

  • カウンセリングの内容(使用できる心理療法)
  • 主な対象者
  • 目指す効果(得られる効果)
  • カウンセリングルーム内とカウンセラーの写真(できれば)
  • カウンセリングのメニュー(60分、90分等)、料金、営業時間
  • 実施場所(アクセス)またはそのページへのリンク
  • 体験者の声または事例(できれば)
  • 申し込み方法、支払い方法の案内
  • キャンセル・遅刻した場合の対応
  • 返金の可否

料金とキャンセル規定について

カウンセリング料金を載せていない人もいますが、絶対に載せた方が良いです。載せていないといくら取られるか不安ですし、もし私がそんなカウンセラーのHPを見たら、料金を知るためにいちいち問い合わせするよりは、他に行きます。

料金の相場は、1時間あたり6,000~8,000円で、都市部ほど高くなります。
詳細:カウンセリング代金(料金)のおすすめの設定方法

また、予約後のキャンセルはつきものですが、減らす対策は取れます。
カウンセリングキャンセル規定は、掲載しておくと顧客にも親切です。

返金については有りにするとカウンセラー側も気合いが入りにくいですし、始めから返金目当ての顧客も来ますので無しがお勧めです。

4 カウンセリング申し込みページ

いわゆる予約フォームで、こちらも大切です。電話番号のみを掲載する方法もありますが、WEBのフォームだと深夜でも早朝でもクライアントの都合の良い時間にコンタクトを送ってもらう事が可能です。

ワードプレスでは、「コンタクトフォーム7」という無料のプラグイン(拡張機能)を使うことで、問い合わせフォームが簡単に出来ます。

細やかなカスタマイズもコピーペーストレベルで比較的簡単に出来ますし、自動返信メールの設定も簡単です。

このフォームが業者に依頼すると、これだけで3万円とか取られるんですよね…。

続いてできればあった方が良いページです。

5 お問い合わせページ

カウンセリング申し込みページは入力必須項目がどうしても増えるので、顧客が楽に問い合わせできるページがあればベターです。

当サイトのフォームは、非常に簡素な形にしていますが、入力必須項目は最小にしています。

6 アクセスページ

カウンセリングページに含ませることも可能ですが、見る人にとってはアクセスページがあった方がわかりやすいです。

関連:googleマップの埋め込み方

ホームページへの住所記載について

ホームページへカウンセリング場所の住所を記載するか否かですが、ご自宅の一室でやられる場合、掲載しにくい方もいらっしゃるかもしれません。その場合、大まかな住所だけ記載しておいて、予約してくれた人に詳細をお伝えすることも出来ます。

対面カウンセリングのみであれば、ホームページにカウンセリング場所の住所や電話番号は記載しなくても法律違反にはなりません
特定商取引法の対象となる類型とは外れるため。もちろん記載したほうが信頼性は上がります。

オンラインカウンセリングの場合は、「通信販売」に類型されるため、住所や電話番号などを記載すべきです。自宅が嫌な方はシェアオフィスの住所でもOK。

続いてサイト作成する上で是非知っておきたい事を紹介します。

アクセス解析について

アクセス解析は、設定しておくとその後のサイト改善に役立ちます。グーグルアナリティクスとサーチコンソールがお勧めです。どちらもグーグルのサービスで、設定しておくと、検索されたキーワードや、どんなページがどれくらい読まれているか、男性・女性の割合などもわかります。

ワードプレスでの設定方法は、利用するテーマ(サイトのテンプレートで様々なものが選べます)によっても変わってきますが、1回のコピーペーストで設定出来るものがほとんどです。これだけで業者に依頼すると平気で1万円とか請求されます。

設定方法は、「サーチコンソール ワードプレス 設定方法」等で検索すればかんたんです。

ホームページで使う画像について

自分自身で撮るかプロに撮影してもらうのが良いですが、始めは自撮りでOKです。

特にカウンセリングルームの様子や外観、ルーム内であなたが座っている写真があると相談者は安心して予約しやすいです。

※ちなみにカウンセリングルームの色合いは、ベージュだと落ち着きやすいですが白でも問題無いです。

その他イメージ画像を入れたい場合もあると思います。無料画像素材サイトは数多くありますが、おすすめは当サイトでもよく利用しているぱくたそです。使用元のURLを記載する必要はありません。

ちなみに下の画像は、「ぱくたそ」から無料ダウンロードさせてもらったものです。花の無料素材も多いです。

さくらの花

思うような画像が見つからない場合は、有料の写真素材を使うのも手です。写真が良いとサイトの印象や信頼感もグンと変わります。ピクスタは単品で550円から購入でき、私もよく利用しています。

競合他社のサイトもチェックする

「都市名 カウンセリング」で検索して、競合のホームページも是非チェックしておきたいところです。

また、作成の参考となるサイトを独立開業カテゴリにまとめています。紹介しているのはすべて、民間で心理資格を取得後、5年以上活動している人々です。
※文章のコピペは著作権侵害になりますので要注意です。

サイト作成後に集客経路を確保する

作成後はあなたのサービスをより多くの人に知ってもらう必要があります。

そのために絶対に欠かせないのがグーグルマイビジネスへの登録です。無料で簡単にできます。

詳細は無料で出来る!カウンセラーホームページ集客方法5つの記事をご参照下さい。

まとめ

業者に依頼すれば素人よりも綺麗なデザインのホームページが出来るのは間違いありませんが、自分で作成出来るメリットはとても大きいです。自分で作成して、小さく始めるのがおすすめです。

実は私が繰り返し自分で作成するのがお勧めとお伝えしているのには訳があって、私自身最初は業者に依頼したんですね。15ページでトータル45万円ほど支払いました。料金的には相場です。

実際に作成してみてから、このページを新しく追加したい、この文言は大きく変えたいという思いが次々出てきたんですね。作成当初のままでどんどん流行れば変える必要など無いのでしょうが、そんなところはまず無いでしょう。流行らないのであれば、新しい事を追加したり、既存の文言を変化させる必要があります。

業者に作ってもらったHPは、新しいページを追加するのにとても手間がかかったり、難しいタイプのものだったんですね。自分で自由にページを追加出来るタイプのサイトにするには、ごっそりワードプレスに入れ替えるのが1番で、結局業者に作ってもらったHPのファイルはすべて削除して作り変えました。いわゆる「45万円を捨てた」形になったのですが、勉強代と割り切るしかありません。

ホームページの作成は地道な作業ですが、あきらめずにご自身で取り組まれるのがおすすめです。

おすすめのホームページ運用サーバー

ホームページの運用には、サーバー契約が必須です。サーバーはピンキリですが、安定感、サポートなどを含めて↓のXサーバーがお勧めです。当サイトも利用してます。


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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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