メンタルケア・アドバイザーは、セルフ・カウンセリング協会が発行する通信で取得できる心理資格です。「メンタルケア・アドバイザー」と中間に「・」がつくのが正式名称です。
他の通信で取得できる心理資格に比較して、特に自己理解を深めることを大切にしています。
メンタルケア・アドバイザーとは|特徴と学べる内容
「アドバイザー」という名の通り、カウンセリングとは違いクライアントへの関わりには一定のフォームがあります。
- クライアントがカウンセリングチャートに取り組み、探すのを見守る。
- そのチャートに従って、クライアントがどのような心の教育を受ければ良いか、またはどのようなトレーニングに取り組めば良いのかをアドバイスする。
引用元:セルフ・カウンセリング普及協会HP
使用するカウンセリングチャートは、40年以上前に、心理学者の渡辺康麿氏(玉川大学、立正大学教授歴任、前昭和女子大講師)によって作成されたものです。当協会のサイトによると、
フォーマットに記述する事で自分自身の価値観や、相手への関わり方が見えてくるもの
とあるため、まずは通信課程で、自分自身でその良さを実感する事が不可欠だと感じます。
心理カウンセリングにも一定の形はありますが、習得に時間がかかります。
この資格のような規定のペーパーでのカウンセリングチャートだと、習得も早そうですね。
その他、教材とDVDを使いながら、
- セルフ・カウンセリング理論
- セルフヒーリング
- コミュニケーション・トレーニング
について学べます。
特色
この通信講座の特徴として、講師との「交流ノート」が用意されています。
書くことで自己理解を深めるのが狙いの資格ですので、その趣旨にハマっていると思います。実際にやってみて良いと感じれば、ご自身で他の人の支援をするときにも活かせます。
資格取得までの流れ
流れは非常にシンプルです。
- 課題提出(合計6回)
- 第6回(最終認定課題)で70%以上の成績を収める
テキスト5冊、DVD教材5巻を使いながら添削課題を提出するタイプです。
受講期間について
平均的な取得までの期間は6ヶ月間です。
難易度、合格率
合格率は非公開です。第6回(最終認定課題)で70%以上の正答率で資格取得できます。
取得までの難易度は低いといえます。理由は最終認定課題の作成はカンニング可で、教材を見ながら自宅で取り組めるためです。
費用について
一括の場合、49,800円。(税込)
12回分割の場合、月々4,400円(トータル53,086円)です。離島でも配送料はかかりません。
他の通信で取得できる心理資格に比較してやや高めですが、教材が充実しています。テキスト教材5冊とDVD教材5巻を使いながら学びます。
他資格と違い、資格認定費用はかかりません。
更新の有無
通信の資格にしては珍しく、5年毎に更新があります。※更新費用として3,300円(税込)必要。更新は知識の維持を目的としていて、認定更新課題を提出する必要があります。
仕事、求人や就職について
当協会のサイトでは、特に求人や就職については公表されていません。
他の通信で取得できる心理資格もそうですが、資格を取得すれば仕事を紹介してもらえるような質のものではないと考えた方がよいです。
口コミ・評判について
口コミは好評です。取り組んだ方でマイナスのものは見受けられませんでした。
今日で手話の初級編は卒業( ´艸`)来週から、中級編に持ち上がり(○´∀`○)
そして、もう一つはメンタルケアアドバイザーのノート( ´艸`)テキストをじっくり読んで、自分でまとめると頭に入る pic.twitter.com/JQkBFvPE
— ぶぅじぃ@あうおん厨☆ (@BOW_G) October 9, 2012
去年はメンタルケアアドバイザーの
資格を取得しました。お給料をもらうような
仕事にはいまだつながっていませんが「書く」ことで
それも専用用紙を使うことで相手と自分の距離をつかめる感覚が
今でも役に立っています。— ばんそうこうでチチンプイ (@bansoko55) May 11, 2020
メンタルケアアドバイザーの最後の課題が、なかなか進まず3週間が過ぎた。人とのすれ違った場面を取り上げ、その時の会話の内容と自分が思ったことと相手の思いを想像で書き込み考察する。なかなかすれ違うことがないし、なるべくすれ違わないように心がけている。強いて言えば、我を出さずにいる。
— 小野健治 (@dream_ono) August 15, 2010
まとめ
メンタルケアアドバイザー資格の特徴は、書くことで自己理解を深める、それを促すところだと感じます。
通学ではなく、落ち着いて自己理解を深めたい、その上で心理の資格も取得したい方に向いている資格です。
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