心理資格取得後は、学校や病院などの組織内でカウンセラーとして働きたいという人もいれば、在宅で自分のペースで働きたいという人もいます。
独立開業すれば自分のペースで働くのは可能ですが、いきなりは敷居が高いです。
そんな方にお勧めなのが、この記事で紹介するオンラインでのカウンセリングサービスへのカウンセラー登録です。登録後、メール、電話、スカイプを利用して、カウンセリングの仕事を受ける事が出来ます。
メリットとしては、登録後自分の好きな労働時間を設定出来る点です。電話やネットが繋がれば場所を選びませんので、主婦の方に特に向いています。
デメリットとしては、カウンセリング料金の取り分が目減りする事です。必然的にオンラインサービスの運営元に手数料を差し引かれます。登録料を取るところは見受けられません。自分の取り分の相場としては、クライアントが支払う代金の60%程度になります。
1 ココナラ
ココナラは、カウンセリングに限らず自分自身の得意なスキルが売り買いされているサービスで、仕事を得る方法は2タイプあります。
カウンセリングして欲しいという依頼にこちらがアクションするタイプと、
こちらがココナラに会員登録して、相談者から依頼してもらうタイプがあります。
※どちらも登録は無料
雇われるタイプの仕事ではなく、ココナラというプラットフォームを利用して上記のいずれかで仕事を得る形です。
電話カウンセリングかメールカウンセリングが実施されていて、メールカウンセリングだとココナラに支払う手数料は22%+税。電話カウンセリングだと手数料として50~60%をココナラに差し引かれます。
電話カウンセリングの料金は、100円/分~300円/分の間で自由に設定できますが、1分200円で登録している人が多いです。
試しにご自身がカウンセリングを受ける側として利用してみると、サービスの流れが掴みやすいです。
2 話し相手サービスの求人
話し相手サービスとは、心の問題解決を目的としたカウンセリングと違い、電話での傾聴メインの仕事です。
特徴としては無資格でもOK、自宅勤務OKと仕事までの敷居が非常に低い点で、それに比例して時給は1,000円程度で高くはありません。
仕事を得る方法は、いずれかの事業所に業務委託の形でスポット的に仕事をもらうか、自分で開業するかですが、まずは業務委託で感触を確かめるのが良いです。話し相手サービスを運営している各事業所が、求人を出しているケースも多いです。
詳細:話し相手サービス(愚痴聞き)のプロになる、独立開業する方法
無資格でもやれますが、顧客に満足してもらいリピートしてもらうためには傾聴のスキルが大切です。そのため、民間のスクールに通って傾聴を習いながら、その実践の場として活用するのがお勧めです。スキルアップにもなり、相手の役に立つこともでき、お金も稼げると一石三鳥です。
3 ボイスマルシェ
電話カウンセラーとして活動する方法4つの記事でも紹介しているボイスマルシェ、特徴としては電話のみのカウンセリングで、利用者の料金が高目に設定されている点です。
コースは55分12,000円、110分2,4000円(両税別)で設定されていて、ストレートにいうと電話カウンセリングとしては高額です。
料金が高いという事は、その分意識の高いクライアントがきますし、自分自身の取り分も多くなります。
500人以上のカウンセラーが登録していますが、男性は登録不可です。
4 カフェトーク
カフェトークの特徴としては、スカイプカウンセリング、メールカウンセリング、ミニ講座など、やりたいサービスを自由に設定できる点です。もちろんどれかのみでも良いですし、15分程度のスカイプ心理セミナーサービスを設定するのも自由です。
料金も自由に設定でき、50分3,000円で登録しているカウンセラーもいます。
講師のフィー(料金の取り分)はレッスン価格の 60% からスタートし、売上に応じて約85%まで上がるのはカフェトークのメリットだと感じます。
まとめ
応募すれば誰でも登録出来るわけではなく、いずれのサービスも審査があります。サービス運営側としては当然の事ですね。
オンラインサービスへの登録は、赤字になることもありませんしノーリスクですが、登録前に少額でも良いので実際にご自身で使ってみる事をお勧めします。そのサービスの勝手がわかりますし、ライバルの様子も掴めるためです。
運営元に手数料を支払うのが歯がゆいと思いますが、実地の経験が積める貴重な場でもあると感じます。
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