メールカウンセリングも基本的に対面でのカウンセリングと同じですので、カウンセラーになる過程は大きく変わりません。
ただ、メールカウンセラーの特徴として対面よりもやや実践難易度が低く、時間と場所を選ばず在宅で手軽にやれるというメリットがあります。
※その他特徴については、メールカウンセリングの料金相場とメリット・デメリットの記事をご参照下さい。
この記事ではメールカウンセラーになるために必要な事を解説します。
メールカウンセラーになるには
非常にシンプルで
- 何らかの心理資格を取得する
- 雇われるか、開業するかでスタートする
だけです。
正確に言うと資格を所持しなくても行う事は可能ですが、相談者からすると何の心理資格も持っていない、カウンセリングの勉強をした事が無い人には申し込みにくいです。
資格について
メールカウンセラーになりたいと思われている方は、難易度が高い臨床心理士や、国家資格である公認心理師の取得は考えておられないと思います。これらの資格を取得した方は、病院や学校で働かれる方が多いです。
実技実践プログラムWセット講座
実技実践プログラムWセット講座では、通信でメールカウンセリング、SNSカウンセリングについて学べます。
メールカウンセリング実習が受けられるのが大きな特徴です。講師と相談者役とカウンセラー役に分かれて実践的に学べます。文章力を身につける点にも重きを置いているのが良いですね。
テキスト1冊と講義DVD 2枚(1枚約30分)で学び、費用:107,000円(税込)です。
※ メンタルケア心理士講座を修了している人のみが受講できます。
通学で資格取得する方法も有り
通信よりも費用が高くなりますが、通学での民間のカウンセラー養成スクールに通い、そのスクールが発行している資格を取得する方法もあります。
メリットは、独立してもアドバイスを受けれる関係性が作りやすい点です。
いきなり開業しても、スキル的に不安・・・という方は、学んだスクールで修了後もカウンセリングのケースについてアドバイスを受けれる場合が多いです。
※スーパーバイズと呼ばれています。
もちろん料金はかかりますが、表立って実施していない場合でも、在学中に頼れそうな先生を見つけておいて、修了後もその方に個人カウンセリングを申し込み、そこでケースについてのアドバイスを受ければ指針が得られます。
関西にお住まいの方は、関西カウンセリングセンターが2017年に長野県のLINEを利用したいじめ相談(中高生等対象)を担当しています。
全国に拠点があるアイディアヒューマンサポートサービスでは、SNS(LINE)カウンセリングトレーニングコースも行われています。
料金は30~50万円程度が相場です。
年収、給料、勤務形態について
勤務形態は正社員としての募集はほぼゼロで、雇われた場合は業務委託となり、実際に仕事をした分の料金を受け取ります。
顧客が支払うメールカウンセリング料金の相場は↓です。
メール1往復の場合:2,000円程度
月定額の場合は、最大10回などで回数を区切っている場合もあれば、回数無制限としているところもあります。
経費がほぼゼロのため、自分が独立開業した場合は上記料金がそのままギャラとなりますが、いずれかに雇われた場合は上記料金の50~60%程度が実際のギャラの目安です。
雇われるか、自分で開業するか
メールカウンセラーとして雇われた場合のメリット・デメリット
雇われた場合のメリットとしては、仕事を自分で取ってくる必要がありません。
また、仮にクレームに発展してこじれた場合は最終的には所属の会社が対応してくれますし、カウンセラー個人の連絡先はわからないので、クライアントに依存されて付きまとわれる心配はありません。
デメリットとしては、セキュリティの観点上「事務所に行かないとメールの送受信が出来ない」という会社のシステムだった場合、場所と時間を選ばないというメールカウンセリングの仕事の良さが無くなってしまいます。
さらに、所属の会社がマージンを取って当然ですので、自分でやるよりはギャラは確実に落ちます。
メールカウンセラーとして開業した場合のメリット・デメリット
メリットとしては、何もかも自分のやりたいように出来る点ですね。値付けもそうですし、嫌な顧客は断る事も出来ます。場所も時間も自分の都合に合わせてやれます。
デメリットとしては、集客に力と時間を使う点です。新聞広告やネット広告を使うのは、費用対効果的に難しいです。
そのため、自分でサイトを作成し検索から集客するか、各種オンラインサービスに登録して集客するかの2択です。各詳細は↓の記事をご参照下さい。
自宅の住所がバレると良くない・・という方はコワーキングオフィス(シェアオフィス)なら月1万円程度です。
自分で開業する場合はメールに限らず、相談者の状態によって電話・スカイプカウンセリングも合わせて実施した方が良いと思います。
LINEを利用するか、メールか
LINEのメリットとしては、メールよりも気軽に送りやすい点です。
デメリットとしては、LINEを利用していない人は出来ない点ですね。
LINEはメールよりも短文でのやり取りになるため、1往復いくらではなく、月(週)定額制にした方が良いです。
常に即レスで返していると付きっきりになってしまいますし、既読がついて返信がゆっくりだとクライアントもイライラすると思いますので、個人的にはメールの方がクライアントが自分自身を見つめやすいのではないかと思います。
関連:最短最安でSNSカウンセラーになるには|費用、期間、需要を解説
まとめ
メールカウンセリングは対面よりもどうしても時間がかかりますが、一番のメリットはカウンセラー自身のペースで仕事がしやすい点です。
文字と文章、カウンセリングスキルがすべての仕事ですので、文章の読み書きが好きな人に向いています。
独立開業するにしても、飲食系に比べて初期費用もPC程度で始められますし、仕入れた物が腐る心配も無く、月々の固定費もほとんどかからないので赤字になる心配がありません。
関心のある方は実技実践プログラムWセット講座の詳細をチェックしてみて下さい。