子供が中学生高校生以上になってくると、精神的にも物理的にも親元から離れていきます。
子育てにかける時間も、幼い時よりは減ってきてパートに出る主婦の方も増えてきます。主婦の方にとっては、1人の時間がやっと取れる時期かもしれません。
今まで子育てや家庭のことに尽力してきたけれども、やっと一息つける時です。自分自身のことを考える時間が取れるこの時期に
という不安を持たれる主婦の方は多いです。年齢でいうと30代~50代の方。
この記事では、なぜこの時期に心が落ち着かない・モヤモヤすることが多いのかを心理学的な観点から紹介します。
今までの人生の再構築を心が求めている
お子さんが幼い時には、お子さんと向き合う時間が必然的に多くなります。手を離れてくると、やっとご自身のことに時間を使え、ご自身のことを考える時間を取ることが出来るようになります。
この時期になんとなくモヤモヤする理由の1つは、それまでは取り敢えず置いておいた心の課題をなんとかしたいという思いの現れです。
心の課題とは
例えば
- 幼い時に親に対して「わかってもらえなかったこと」が多く、その思いが湧き出る感じがする。
- それまでの境遇でどうしても自分の気持ちを抑えることが多く、「自分らしくいられない」という思い。
- 過去に我慢してきたことや、強い苦痛を受けたときの事。
等です。
ご自身の状況が落ち着いてくると、上記のようなそれまでは心にフタをしてきたことを見つめ、より生きやすい生き方にシフトしたいという思いも出てきます。
心の課題に取り組むことで、フタをしていた思いが浄化され、自分の次の行動や自分にとって本当に大切な事・必要な事を考える余裕が出来たり、その体験を別の観点から見ることが出来、その体験の新しい意味を見出せたりします。
しかしこの課程は自分1人だけで取り組むのは、難しいです。そしてそれが日常生活に支障をきたしているかというと、そうでない事も多いです。なのでこの時点でカウンセリングを受けに行く人は少ないです。
自分のキャリアを作りたい欲求
「旦那の奥さんという自分」だけでは嫌だという思いは、自然な欲求だと思います。もし旦那さんが突然亡くなったり、別れるようなことがあれば、そこから生きていく自信も同時に失われやすくなりますから。
例え自分1人になったとしても生きていけるようにしておきたいという思いから、なんとなく不安感が湧いてくる人は多いです。
まとめ
子育てが一段落し、何となく心が落ち着かない時の理由として
- 今までの人生の再構築を心が求めている
- 自分のキャリアを作りたい欲求
の2つがあります。
解決法として
上記2つの理由から、「心理学・カウンセリングを学びながら自分を癒す」事を目的として、民間のカウンセラー養成スクールに通われている方は多いです。全体の割合として、30代~50代の主婦の方は非常に多いです。
カウンセラーになろうとすると、必然的にまずは自分自身の心の課題に取り組む必要があります。でないと他人の心の課題に触れることは出来ないからです。
私自身が通っていたカウンセリングスクールには、本当にプロになりたいと思っている人は1~2割くらいで、その他の方は心理を学びながら心を癒やしたい・人生を再構築していきたいと思っている方々でした。心理の学びに興味のある方は、↓から無料で様々なスクールの資料を取り寄せる事が出来ますので是非どうぞ。