心理カウンセラーの種

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カウンセリングで時間が決められている4つの理由

 2016年7月20日  

時計の写真

心理カウンセリングでは、必ずといっていいほど時間が決められています。多いものとしては60分、90分です。120分で設定しているカウンセラーもいます。この記事では、なぜカウンセリングで時間が決められているのか、その理由を4つ解説します。

1 集中力の問題

1番の理由はこれです。小・中学校の授業が45分~50分程度で区切られているのも、適度な集中力で授業にのぞむためです。

特にカウンセリングは自分自身の内面を見つめる事が多いので、普通の会話よりも集中力を使います。これは相談者側、カウンセラー側どちらも同じ事です。

相談者側の集中力の問題

単にその日あった出来事を話すだけであれば集中力はほとんど使いません。カフェでの友人との会話では普通疲れませんが、カウンセリングでは話す側も疲れることがあります。例えば苦しい体験を思い出して泣くと気持ちはスッキリしますが、泣く事自体とても脳の体力を使いますので、純粋に疲れます。疲れが進むと話す側の集中力も落ちてきて、効率的なカウンセリングにならないので時間が決められています。

カウンセラー側の集中力の問題

カウンセラーとして立場をとって話しを聴いている時は、優秀なカウンセラーは相談者の言葉を一言一句コピー出来るくらい集中して聴いていますので、とても集中力を使います。初めて傾聴に取り組む人は、5分程度カウンセラーとして話しを聴いただけで汗をかく人も多いです。120分を超えると、集中力がどうしても薄れて話しを聴けなくなってしまうため、カウンセリングの時間は区切って設定されています。

2 依存させないため

朝から晩までつきっきりでベタベタの関係になると依存が起こりやすいです。依存というのは、相手に頼り切っていて、その人がいないと1人立ち出来ないような状態です。

依存させないためには、次の行動が起こせる心の体力がある時に、過保護に接さず1人の人として相手を敬う(相手がどうしたいのか・どう感じているのか・その人の判断を尊重する)ことが大切ですが、べったりの関係だと適度な距離感が取りづらくなり、依存が起きやすくなります。

3 多くの人を対応するため

特に病院で医師がカウンセリングを行っている場合は、特定の相談者さんの時間をあまりに多く取ると、他の人にまで手が届かず不公平な結果になってしまいます。

4 一気に沢山の事を言われても受け取れないため

これは相談者側の理由になります。カウンセラーがある程度話しを聴いて、それまでの経験等から問題解決までに必要な方法が見えたとします。そのすべてを多くの時間を使って伝えても、相談者さんには入ってこない言葉もでてきます。1回で受け取れる今後注意すべき事は、3つでも多いくらいです。

もちろん問題解決までの概要。大まかな道筋は伝えたほうが相談者さんも安心感がありますが、必要な時に受け取れる言葉で伝えていく必要があるため、時間を区切って複数回のカウンセリングが設定されることが多いです。

番外編 30分程度のカウンセリングが無い理由

これは1番の理由としては、相談者が自分自身の内面を見つめたり、問題解決のために必要な事を話してもらっていると、どうしてもある程度の時間がかかるからです。

例えば人間関係に問題を抱えいるとしたら、具体的にどんな人との事で、その人とは普段はどんな風に接しているのか、何と言われる事が多くて、何と返しているのか、いつからなのか、具体的にどんな事が1番つらいのか等を聴いていると、30分では「ただ話しただけ」になってしまいます。

問題解決のために、「具体的にどうすればよいか」もカウンセリングでは大切ですが、30分でそこまでいくのは現実的に無理があります。例え強引にカウンセラーがそれを伝えたとしても、「相談者が本当に求めている事・必要な事」と、ずれている可能性が強くなります。

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