心が疲れていると、肩がこってきたり、胃に違和感が出てきたり、身体にも影響が現れることが多いです。
疲れる原因・理由は人によりけりですが、本当に疲れている時はそれを考えるのも難しいです。文章を読むのもしんどいとおもいますが、基本の対処法は、
- 休む
- 食べる
- 寝る
です。この記事では効率的に疲れが取れる対処法・休み方を5つ紹介します。
その時に食べたいと感じる物を食べる
悩みが強い時は食欲がわかない事も多いので、もちろん無理に食べる必要はありません。その時に食べたいと感じるものは、ある意味身体がその時欲しているものですので、ストレートにそれを食べましょう。肉でも、果物でも、スイーツでも何でもOKです。
疲れていて胃の調子が良くない時は、消化に時間のかかる油ものは止めておいて、うどんやパン、プリン、ゼリー等の消化に良いものがお勧めです。
質の良い睡眠を取る
少なくとも1日5時間は寝たいところですが、心が疲れている時は神経が高ぶっていてなかなか眠れない事もあります。
カウンセリングでは、理屈抜きに神経を休める方法として、自律訓練法が使われる事もあります。自律訓練法は、リラックスした身体の状態をイメージする事で心のリラックスを作る方法ですが、特に
- 深い呼吸を意識する
- 身体の末端(手足)と、腹部を温める
方法が使いやすいです。眠りにくい方は、ベットの上で上記を意識してみて下さい。私も冬期は外出先では靴下を2枚履いたり、部屋では腹巻きをして血の巡りが良くなるよう、心がけています。
また、部屋の証明を間接照明にするのは、神経を休めて質の良い睡眠を取るのに非常にお勧めです。私自身も10年以上使用しています。
音楽(自然音)を聞く
音楽をセルフケアに使うポイントは、今の自分自身が何となく気になる曲・音楽を意識し、その自分の感情と同じ曲調の音楽を聞くことです。音楽療法では、同質の原理と呼ばれています。
イライラして疲れている時は、ゆったりとした曲を聞くよりも、激しいハードロック調の曲を聞くとその時の気持ちが発散されて心が整えられます。
詳細:同じ音楽、曲を聴き続ける心理は心を整えようとしている現れ
シンプルに疲れていて神経が休まらない時は、自然音がリラックスに非常に効果的です。
海の波の音や、川のせせらぎ、森の中の鳥や虫の声、雨音等の自然音には「1/fのゆらぎ」という適度な規則性と適度な不規則性が含まれていて、無条件に落ち着けます。自然音のみのCDも販売されているくらいです。聞いてみてご自身が一番落ち着けるものをチョイスしてみて下さい。
その他疲れているときにお勧めの音楽を自己肯定感を高めるための効果的な音楽の使い方とお勧め11曲にまとめてますのでどうぞ。
アロマ(香りの力)を使う
アロマの香りで疲れが取れるのは、香りの成分が脳の中枢に届いて、そこから免疫系を整えてくれるためです。
心地良い香りは無条件に「快」の感覚を得られ、悩みが解決していなくても気持ちを切り替えられるのが大きいです。
実は心地良いと感じられる香りは、その時の自分自身のメンタル、身体の状態によって変わります。私自身身体が疲れている時にはレモングラスというアロマが良いと感じられましたが、今は同じ香りをかいでもあまり心地よくは感じられません。
そのため、香りをセルフケアに使う時は、自分自身が心地良いと感じられる香りを大切にして下さい。
使い方としては、アロマオイルをテッシュに2.3滴たらして、それを枕元に置いておいたり、テッシュを振って部屋に香りを届ける方法が簡単です。100均のものではなく、100%自然のものから抽出しているエッセンシャルのオイルが効果的です。
ラベンダーは無条件に眠りに誘ってくれます。
身体が疲れている時は、レモングラスが非常に疲労回復の効果が高いです。私自身過去連勤で疲れていた時、非常に助かりました。
さらに詳細はアロマテラピーのカウンセリングにおける役割と使用方法をご参照下さい。
マッサージを使う
シンプルに身体の凝りが取れますし、触れてもらう事で得られる安心感も大きいです。
整体だと保険が効く所もありますが、痛さもあるため疲れを取る目的には不向きです。アロママッサージ等のリラックスできるものが効果的です。
掃除をする
疲れている時は掃除も手がつけられないので、部屋が荒れてきます。
ホコリが多い場所よりも、きれいな場所の方がしっかり休めるのは間違いありません。
上記の方法で少し回復してきたら、掃除して環境を整える事が疲労回復にも繋がります。視覚が心に与える影響も大きいです。
人生で疲れた時に思い出したい事
人間万事塞翁が馬
昔、とある村に住む老人の馬が逃げてしまい、皆が気の毒に思っているとその馬が駿馬を連れて戻ってきた。良かったねといっていると息子が落馬して足を折ってしまった。なんてツいていないんだと思っていたら戦争が起こり、骨折した息子は兵役を逃れる事ができた。
紀元前の中国の思想書が由来と言われている言葉です。
不幸と思っていた事が幸せのきっかけになり、
幸せと思っていた事が不幸のきっかけにもなっていますが、何がどう転ぶかは確かにわからないですよね。
カウンセリングもこの言葉と同じような所があって、私自身自己肯定感の低さで悩んだのがカウンセラーを目指した大きなきっかけになっています。
苦しい時に上記の言葉を思い出すと、少し気が楽になる感じがします。
まとめ
疲れていると思考力も落ちてきて、正常な判断や選択が出来なくなります。
そんな時は大事な選択・決断は一旦保留にして、まずは考える力を回復させるのがお勧めです。
上記はいずれも効率的な回復方法ですので、是非試してみて下さい。