カウンセラー資格

アートセラピー資格講座6つを比較、通信通学の費用と難易度まとめ

アートセラピーセミナーの様子

著者実施のアートセラピーセミナーの様子

アートセラピー資格を取得できる講座は、通信、通学含めて数種類あります。すべて民間資格でアートセラピーの国家資格はありません。

この記事では、様々なアートセラピー資格の特徴と難易度、費用などを解説します。上からおすすめ順です。

※アートセラピーは絵画療法だけを現す場合もあれば、芸術療法全体(絵画療法、音楽療法、ダンスセラピー、箱庭療法など)を含めてアートセラピーと呼ぶこともあります。

アートセラピー資格一覧表

講座名 費用(税込) 学習方法 平均期間
実践心理アートセラピー資格通信講座お勧め 37,950円 通信 2~3ヶ月
クリエイティブ・アーツセラピー基礎講座 180,000円 通学 5ヶ月
心をケアするアートセラピー講座 38,500円 オンライン 1ヶ月
日本統合医学協会認定資格 55,000円 通信 2~3ヶ月
ぬり絵カラーセラピスト養成講座 77,628円 通信 5ヶ月
臨床美術士資格取得講座 132,020 円 オンライン+通信 4ヶ月

実践心理アートセラピー資格通信講座お勧め

学習区分 通信
難易度 やさしい
デメリット テキストが簡素な書き込み式
メリット 実際のアートセラピーカウンセリング動画を見れる。分析サポートが充実。
費用 受講料:37,950円
URL 実践心理アートセラピー資格通信講座

実践心理アートセラピー通信講座は、世界的に幅広く使われているベーシックなバウムテスト(木の絵を描く心理テスト)、自由画などを学べます。

担当講師はプロの心理カウンセラーとして20年以上活動しており、アートの分析となるユング心理学や、関わるときには必須となる傾聴も学習範囲です。

デメリットとしてテキストがブックタイプではなく、簡素な書き込み式の点です。そのためテキスト重視で学びたい方には不向きです。

特徴として動画講義メインで、実際にアートセラピーカウンセリングを行っている様子(トータル約90分)が見れるのはこの講座だけです。

5つのカリキュラムを動画講義と小テストで学び、修了試験(オンライン)に合格すると資格取得できます。

実際に描いた絵の分析サポート、夢分析のサポートも無料で含まれており、アートセラピーの良さを実感できる内容です。

また、他と比較して運営元はアートセラピーに関するコンテンツを記事や動画で多く出しており、学べる内容をある程度予測できます。

アートセラピーの分析の仕方はもちろん、真似して使える質問テンプレートも合計11パターン解説されており、自己理解だけでなく癒やしを感じてもらえる使い方を学べます。

通信で学ぶのであれば、最もおすすめの講座です。

実践心理アートセラピー資格通信講座
https://www.iyasi-tukurimasu.com/online/product/art-therapy/

クリエイティブ・アーツセラピー基礎講座

学習区分 通学(東京都のみ)
難易度 普通(試験無し)
デメリット 資格は取得できない
メリット グループでのアートセラピー体験ができる。
費用 受講料:180,000円
URL クリエイティブ・アーツセラピーセンター

クリエイティブ・アーツセラピーセンターのアートセラピー基礎講座Ⅰ(土日開催全10回、トータル60時間)では、自己理解を深めるだけでなく、病院で精神疾患のある人にアートセラピーを使用している講師から、実践的なアートセラピーを学べます。

こちらの団体はクリエイティブ・アーツセラピー(ミュージックセラピー、ダンス/ムーブメントセラピー、ドラマセラピーも含まれる)の日本での普及に力を入れています。アートセラピーはアメリカでは州認定資格も発行されていますが、その流れを汲んでいる団体です。

デメリットは資格が取得できない点ですが、アートセラピーを自己理解だけでなく自己表現としても活用しており、海外の流れを多く取り入れられています。

費用はパッと見高く感じられますが、時間換算すると3,000円/1時間 で決して高くはありません。東京近辺で通学してアートセラピーを学びたい方に最もお勧めできるスクールです。

クリエイティブ・アーツセラピーセンター
https://www.j-cat-c.com/

心をケアするアートセラピー講座

学習区分 オンライン(Zoom)
難易度 やさしい
デメリット 認定証はデータ送信のみ。PCかタブレットでの参加推奨。
メリット オンライン受講で参加しやすい
費用 受講料:38,500円
URL 心をケアするアートセラピー講座

心をケアするアートセラピー講座は、クエスト総合研究所が主催するオンライン講座(PCかタブレットを使い、オンラインで定時に受講)です。

絵だけでなく粘土、羊毛を使ったカリキュラムが含まれているのが特徴で、全3回(トータル12時間)の講座をすべて受講し終えることで「クエスト アートセラピー初級認定証」がデータ送信されます。

デメリットとして、参加にはPCかタブレットが推奨されている(スマホでは文字が見にくい)点と、認定証の送付がデータのみの点、最低催行人数がある点(最低4名)です。

通信講座だとどうしても自主性が求められるのですが、こちらはオンライン受講で日程が決まっているため、学習に取り組みやすいのは大きなメリットです。

日本統合医学協会認定アートセラピー資格

学習区分 通信
難易度 やさしい
デメリット 資格更新料が必要(7,700円/年)
メリット 受講料が安い
費用 受講料:55,000円
URL 【日本統合医学協会】アートセラピー資格取得講座

通信で学習し、試験もオンラインで完結する講座です。

デメリットとして講義動画が見れるのが受講期間(最大3ヶ月)のみの点と、資格を更新するためには年会費(年間7,700円)が必要な点です。
※更新を行わなかった場合、退会となり資格は失効。

キャンペーン適用時の受講料は21,780円と安いのですが、資格を維持しておきたい方にはコストがかかります。テキストは全ページカラーでブックタイプです。

ぬり絵カラーセラピスト養成講座

学習区分 通信
難易度 普通
デメリット 通信としてはやや高額
メリット ぬり絵をセラピーに使う手法が学べる
費用 受講料:77,628円
URL ぬり絵カラーセラピスト公式サイト

ぬり絵を使ったメンタルケアの方法を学べる講座です。

ぬり絵の大きなメリットとして、他のアートセラピーよりも取り組みやすい点です。絵だとどうしても上手い下手を気にして抵抗を示される方もいますが、ぬり絵だと取り組むハードルが圧倒的に下がります。

この講座は特に色彩心理について深く学べ、7回の添削課題を終え、レポートを提出することで、「ぬり絵カラーセラピスト2級」を取得できます。(審査認定料として15,750円が必要)

修了後は公式サイトには、

創作活動などの教室、福祉施設のボランティアになどで身につけたスキルを活かすことができます

と明示されており、誠実な印象を受けます。※進路・就職先として記載していない、実際どのアートセラピー資格を取得しても、就職につなげる難易度は非常に高いです。

デメリットは、通信としては高額(審査認定料を含めると合計:93,378円)な点ですが、通信でぬり絵カラーセラピーが学べる唯一の講座です。

臨床美術士資格取得講座5級

学習区分 通学またはオンライン+通信
難易度 やさしい
デメリット 高額で資格維持費が必要
メリット 創作活動としてのアートの楽しみ方を学べる
費用 132,020 円(税込)
URL 臨床美術士資格取得講座

この資格の特徴は、通常のアートセラピーと比較し、その名の通り美術を重視している点です。

アートを通して無意識を知る、アプローチするというよりは、芸術を通して創作活動を楽しむ点に重きが置かれています。

5級取得コースから3級取得コースまでありますが、もっとも難易度の低い5級コースについて解説します。(4級は5級を取得していないと受講できない仕組みです)
資格取得までの流れは、

  1. 対面、またはオンラインで講座を受講する
    (対面は東京で1日、オンラインは2日間でどちらも合計約8時間)
  2. 通信で全3回の課題提出と添削を受け修了する

形で、修了試験はありません。

デメリットとして、資格維持のために年会費(11,000円)がかかります。

基本的にマイナスの感情にアプローチしない分、取り組みのハードルはアートセラピーよりも低いです。創作活動を通して自己実現をサポートしていきたい人向けです。

お勧めしにくいアートセラピー資格の種類

上記以外にも民間の団体が認定しているアートセラピー資格は数種類ありますが、下記に該当するため紹介していません。

  • 資格取得すれば就職につながるように見せている
  • 5人以上のオンライン講座はお勧めしにくい
  • 講座ページの文言がわかりにくい、まぎらわしい表現がある

資格取得すれば就職につながるように見せている

アートセラピーの資格取得後、独立開業して自分で集客できるようになれば、仕事につなげるのは可能です。

また、ボランティアであれば老人・福祉施設などに出向き、実施するのは難しくありません。

しかし、アートセラピーは心理カウンセリングの中の1つの療法であり、どこかに雇われて働く難易度は非常に高いです。ハローワークのネット求人をチェックすればわかりますが、募集が公募されていることもほぼありません。

資格取得後に仕事につながるように見せているのは、そうすれば受講生が増えて運営元が儲かりやすいためです。難易度が高いことを簡単そうに見せるのは不誠実だと考えるため、その傾向が見られるアートセラピー資格は紹介していません。

5人以上のオンライン講座はお勧めしにくい

かんたんなレクチャーメインならオンラインでもよいのですが、回数が10回をこえるような講座で、5人以上のオンライン講座はお勧めしません。

理由はシンプルで、オンラインだと相手(受講生)の反応を講師が確認しにくいためです。私も講師をやっているのでわかりますが、オンライン講座で受講生が複数だとそれに比例して1人1人の受講生画面が小さくなり、反応がつかみにくくなります。

マンツーマンまたは3人程度のオンライン講座であればよいですが、アートセラピーもカウンセリングの1つであり、絵を見るだけでなく相手の反応を確認することが不可欠です。そのため多人数のオンライン講座はお勧めできません。

講座ページの文言がわかりにくい、まぎらわしい表現がある

アートセラピー資格講座ページの文言がわかりにくいと、当然ながらオンライン講座、テキストの文言もわかりにくいと予測されます。

また、紹介動画の背景にカラーボトル(2色で様々な種類がある小さなボトル)があるのにも関わらず、講義内容にカラーボトルが含まれていない資格講座もありました。そういった紛らわしい表現があるところは紹介していません。

まとめ

アートセラピーは本で独学することも可能ですが、良さを実感するには実際に心理カウンセラーがアートセラピーを使っている様子を見たり、受けて体感するのが適切です。そのため独学はお勧めしません。

アートセラピーの分析の観点は統計学・心理学的な観点に基づいたものです。怪しいと感じられる方は、この記事で紹介した講座などで体験してみて下さい。

アートセラピーを適切に使うと、心の無意識の深い部分を知れたり、言葉では表現しにくいことを表現した結果、感情をクリアにできる効果があります。

お勧めのアートセラピー通信講座
https://www.iyasi-tukurimasu.com/online/product/art-therapy/


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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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