ひきこもり支援相談士は、「一般社団法人ひきこもり支援相談士協議会」が認定する資格です。
資格取得は通信ですべて完結します。
- ひきこもり当事者への支援
- 回復の一歩となる若者の居場所や、グループホームへ繋ぐこと
がひきこもり支援相談士の役割です。
社団法人が解散されているわけではなく、すでに資格取得されている方の更新業務は引き続き行われています。
2024年1月29日追記
当団体のGoogle ビジネス プロフィールには、閉業と記載されています。
以下の記事は参考までに残しておきます。
特徴と学べる内容
心理学、教育学、福祉心理学、児童教育学をひきこもりの観点から学べます。
ひきこもりの理解、対応方法、相談事例など資格名の通り「ひきこもり」に特化しており、テキスト2冊とDVD3枚を利用して学びます。
資格取得について
資格取得までの流れは
- 申し込み→教材が到着
- テキストとDVDで学習
- (課題)レポート送付
- 課題に合格であれば資格認定
と非常にシンプルです。
この資格の特徴として、1回のレポート送付のみでOKという点です。他の通信心理資格は、添削課題のやりとりが4回のタイプが多いです。
受講期間について
取得までの期間は平均3ヶ月、最大6ヶ月です。
難易度、合格率
難易度はかなり低めです。難易度ランキング10位のメンタル心理カウンセラーよりも低いです。
理由は1回の課題提出で取得でき、なおかつ課題に不合格だった場合、再提出が可能なためです。
合格率は公開されていません。
費用について
受講料は35,000円(税込)。資格認定の場合、プラス5,000円(会費)必要です。
更新の有無
1年毎に更新の必要があります。
更新の際、会費5,000円がかかります。
評判・口コミについて
評判は上々です。マイナスの口コミは特に見られませんでした。
ひきこもり支援の基本姿勢は、当事者の声を傾聴すること。傾聴してもあくまで第三者でいること。そうしないと自分までやられてしまうからね。
声をあげていこう。もっと己のことを大事にしようと思った二週間でした。
あ、ひきこもり支援相談士、復活しました。 pic.twitter.com/opaB0PERuc
— 沼畑真 (@numahatamakoto) December 12, 2020
少し勉強し直したいことがあって、ひきこもり支援相談士の教科書を久しぶりに開いています📘
2度目のひきこもりを経験した後、自分のことを知るために資格取得を目指したものですが、今となっては良い勉強ができたように思います。
— さなぎるど (@sanaguild) December 13, 2020
ひきこもり支援相談士になった🎉
ひきこもり支援相談士と、相談したい人を繋げるサイトってのがあって、そこに登録して依頼受けて、相談者と報酬や条件決めて活動していくらしいけど、いきなり依頼来るのかな?
そもそも何の実践経験も無いのにいきなり現場なんて大丈夫か不安😱
でも頑張るよ😊 pic.twitter.com/XeXihKrxOQ
— Taka-p (@Taka_peeee) November 18, 2020
この資格が向いている人
ご家族の方がひきこもり状態で、地方に住んでいるためカウンセリングスクールへの通学が難しい方は受講を考えても良いかもしれません。
とりあえず心理の資格が欲しい方は、メンタル心理カウンセラー資格のほうが手っ取り早いです。
仕事、求人について
当団体は2021年で設立15年を迎え、全国30箇所に支部があります。
しかし、一番気になる所はボランティアとして、ひきこもりの方の支援システムが整っているようには見えない点です。ボランティアの実績についても触れられていません。仕事(求人)については尚更です。
このため、「ひきこもりの方の支援をしたい」「仕事として収入を得たい」という目的でこの資格取得を考えておられる方には、ちょっとお勧めしにくい状態です。
ボランティア目的であっても、ひきこもりの方への関わり方が通信教育だけで身に付くとは考えない方が良いと思います。
ひきこもり支援目的で資格取得を考えておられる方
支部は全国各地にあるため、一度お住いの地域の支部に「この資格を取得すれば、ひきこもりのサポートに先輩と同行できるかどうか?」を確認されるのをお勧めします。もちろんそれが出来るとしても、まずはボランティアからと考えたほうが良いです。
もしそれが出来るようであれば、ひきこもり支援の場を得られるだけでなく、先輩から「ひきこもりの方への関わり方」を見て学ぶ事が出来るので、取得を考えても良いと思います。