心理判定員とは|年収、仕事を得るまでのルートを解説

投稿日:2016年8月2日 更新日:

不安な表情の子供の写真

心理判定員とは、公的機関において子供や障害者などを、心理学的な面からサポートする人の事です。

特徴として任用資格のため、定められた仕事に就くことで初めて「心理判定員」となります。何らかの試験に合格したり、講座を受講修了してなれるタイプの資格ではありません。

年収が心理系の仕事の中では、最高レベルに高いのも特徴の1つです。

会話で心の問題解決を目指す「心理カウンセラー」とは若干違うタイプですが、関連する仕事として紹介します。

活動場所と仕事内容について

心理判定員の実際の活動場所である公的機関は、普段生活する分には聞き慣れない施設が多いです。

  • 児童相談所
  • 知的障害者更生相談所
  • 身体障害者更生相談所などの相談指導機関
  • 肢体不自由児更生施設
  • 重症心身障害児施設

などになります。いずれも国か県が運営している機関です。やや医療分野よりですが、知的障がい・発達障がいの方に接する機会が多いのが特徴です。
臨床心理士が担当するうつ病やパニック障害強迫性障害等の症状を抱えた方のサポートとは異なります。

児童心理司=児童相談所の心理判定員

児童相談所の心理判定員についてのみ、児童心理司と呼ばれてます。「判定員」よりも馴染みやすい名称ですね。
児童心理司の場合は、仕事内容として相談者の問題行動、症状の軽減・改善のための心理療法(カウンセリング、遊戯療法、家族療法)のウエイトが高めです。

実際の仕事内容

心理判定員の主な仕事は各種検査と面接です。

療育手帳の交付・更新や、相談に来た子どもへの関わり方を知るために知能検査・発達検査・人格検査をしたり、発達相談や障がい相談、継続的な心理面接などもします。子どもや知的障がい者の方、保護者の方とお会いする機会が多い仕事です。

引用元:愛媛県庁-心理判定員紹介ページ

心理判定員は、話を聞いた後に利用できる制度や機関を紹介するアドバイザー的な要素も強い資格といえます。名前の通りですね。

公務員ですが施設に配属されると、宿直勤務、土日勤務もあります。

年収・収入について

心理系の中ではダントツの安定度で、病院に正社員として勤めるよりも待遇が良いです。

地方上級心理職として公務員採用されるか、臨時職員として採用されるかで収入は変わってきます。

地方上級心理職として採用された場合

都道府県によって若干変わりますが、東京都の場合

25歳係員時=年収362万5千円
45歳課長時=年収1014万2千円

となっています。

年齢別心理職年収一覧表

引用元:東京都人事委員会

若い時はそうでもありませんが、伸び率が凄いですね。病院で臨床心理士として勤めた場合は年収約400万円ですので、心理判定員は心理関係の仕事では最高の年収です。(独立開業して成功した場合を除く)

地方上級公務員ですので、大卒レベルで倍率は5~10倍程度(都道府県により変わります)のため、採用難易度は高いです。その分の見返りは十分にありますね。

臨時職員として採用された場合

こちらは公務員として正規採用される必要はなく、採用面接に合格すれば良いだけですので、正規職員よりもハードルが低いのですが、その分報酬も低めです。

心理判定員、臨時職員の給料表

引用元:埼玉県総合リハビリテーションセンター

日額:8,688円ですが、臨床心理士資格必須でないところがハードルが低くて良いですね。※上記の表は埼玉県での募集です。

随時募集されているわけではありませんので、気になる方はハローワークの公募求人をチェックしてみて下さい。

心理判定員になるには

レッキとした公務員であるため、まずは地方公務員上級(大卒レベル)に合格する必要があります。(試験区分は行政職、心理職、福祉職など、自治体によって異なります)

地方上級公務員試験そのものの難易度は高めです。その後、心理関係の仕事を希望して配属されなければなりません。

特に必要な資格はありませんが、精神保健についての知識と経験を持ち、大学や大学院で心理学関係の学部を修了していることが望まれます。採用数はいずれも若干名で募集枠1名に対して10名程度の応募が多く、競争率は高いです。

必須ではありませんが、臨床心理士もしくは臨床発達心理士資格があれば有利になります。そのため採用の確率を上げるには

step
1
心理系4年制大学を卒業

step
2
臨床心理士指定大学院を修了し、臨床心理士資格を取得する

step
3
地方上級公務員試験に合格する

ルートが遠いようで近道に感じられます。

臨床心理士は社会人になってからでも取得可能です。
詳細:社会人になってから臨床心理士資格を取得するまでにかかる費用と期間

心理判定員は、他の資格と違い、その職業に就くことで初めて認められる任用資格です。認定資格や国家資格ではありません。心理判定員としての仕事を辞めたら、失効する資格でもあります。

まとめ

心理判定員は、子供さんや障がい者の方、保護者の方(母親がほとんどと思われます)に接する事が多いので、相談者からすると男性よりも女性の心理判定員のほうが相談しやすい傾向が強いように感じられます。(※男性の心理判定員の方もおられます)

男性で心理関係の仕事がしたい人には待遇的にはバッチリなのですが、何にせよ狭き門であることに違いはありません。

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