セルフメンタルケア

自己肯定感が低いとどうなる?低い人の特徴11パターン

自己肯定感が低いと、無意識に自分をダメ出し、否定する機会が増え、生き苦しさやストレスが強くなります

自分が苦しいだけでなく、身近な人に悪気無く不快なコミュニケーションを仕掛けたり、人生で同じような失敗が繰り返されるケースもあります。(恋愛でいつも同じような別れ方になる、仕事をいつも同じような理由で辞める等)

上記は自己肯定感が低い人全員に当てはまるわけではなく一例ですが、様々な生きづらさが出てきます。

この記事では自己肯定感が低いと具体的にどうなるのか、低い人の特徴を心理学的な観点と、私の心理カウンセラーとしての経験を含めて解説します。

関連:自己肯定感チェックリスト12問|大人向け無料診断

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自己肯定感が低い共通の仕組み

共通しているのは、無意識に根付いている何らかの価値観が原因で、自己否定する結果になる点です。本人はその価値観を持っていることに気付いていないケースが100%です。

自分を苦しめる価値観が根付いている理由は、その方が育ってきた家庭環境・親との関係性です。
詳細:自己肯定感が低い原因7つ|幼少期の親との関係、家庭環境の影響が大半

幼少期はそう思わざるを得ず、無意識に身に付いた価値観が大人になってそぐわなくなると自分を苦しめる結果になります。具体例を交えながら解説します。

自己肯定感が低い人の特徴10パターン

以下の1つだけ当てはまる場合と、複数の場合もあります。

1 完璧でない自分をダメ出しする

無意識に完璧でなければならないという価値観が根付いているケースで、完璧でない自分、しっかりしていない自分(または他人)にバツを出す結果になります。

両親のしつけが厳しかった、褒められる機会が少ない、優秀な兄弟姉妹と比較され続ける等でこの思い(完璧でなければならない・しっかりしなければならない)が根付きます。

私自身以前これに近い価値観で、認めてはいけないという思いがありました。自分でもその思いがあることに気付いていなかったため、どれだけ頑張っても「まだダメだ」という思いが強く、満たされない感覚が非常に強かったです。

この価値観があると苦しい具体例が次の2~4です。

2 マイナスの状態の自分を否定する

プラスの状態(明るい、元気、前向き、積極的)の自分はOKで、マイナスの状態(元気になれない、落ち込む、消極的)の自分を無意識に否定するケースです。

常に明るく元気にふるまってしまう状態ですが、人であれば明るいときもあれば、そうなれない時もあるのが自然です。

このマイナスの状態はダメだという価値観があると苦しいのは、落ち込んでいる時はただでさえ苦しいのに、それに加えてその落ち込んでいる状態の自分をさらに否定する結果になるため、苦しさが二重になります。

マイナスの状態はダメだという価値観がある場合の図

マイナスの状態はダメだという価値観がある場合

私自身若い時に「笑顔、笑声、笑心で!」をモットーにした団体に関わっていましたが、笑顔になれない時の苦しさは非常に強かったです。

3 他人を強く否定してしまう

自分の中の認められていない部分を出している他人をみると、無性に腹が立ったり、どうしてもその人が気になってしまうことがあります。

例えばいい加減な人(例:駐車場で車を適当に止める、他人への気遣いなく自由に振る舞う)がどうしても気になる場合があります。

これは自分の中にもその人と同じような部分があるけれど、それを受け入れられていない(否定している)ので、自分は我慢しているのに何でおまえはやっているんだ!という思いが湧き出てくるためです。

当然必要以上にイライラしますし、その人との関係性も悪くなります。

4 否定している人の話を全く聞けない

すべての人の話を聞けないわけではなく、上記2のような自分が否定している人の話を聞けなくなってしまいます。

具体例として、私が以前カウンセリングのトレーニングを行っている時、あるグループカウンセリングで、自分からは行動を起こさない「受け身」な方がおられたんですね。

当時アシスタントとしてその場に関わっていた私は、途中からその人の話しが全く入ってこなくなりました。

理由はシンプルで、私自身の中にも受け身な部分はありましたが、無意識に積極的な自分はOKで、受け身な自分はダメだという思いがあり、受け身な自分を否定していたんですね。

その状態で「受け身な部分を出している他人」に対して、そんなんじゃダメだろ!という意識が働き、他者否定=話が聞けないという状況になっていました。

誰でもプラスマイナス両面あるものですが、自分自身のマイナスの部分を受け入れられていないと、同様にそれが出ている他者に対しても否定してしまう結果になります。

5 無意識に自分よりも他人を優先してしまう

自分はどう思うか、どうしたいかよりも、他人がどう思うか・どうしたいかを無意識に優先させてしまうケースです。

自分の思いを抑え込む傾向があり、他人の期待に応えるように過剰に頑張ったり、仕事を断れずに抱えすぎて過労になることもあります。

何よりこれが苦しいのは、自分自身がどうしたいか・どう思っているかがわからなくなるためです。自分の指針が見えなくなります。

こうなる理由として、役に立たなければならない思いが無意識に根付いているためです。

カウンセリングでは比較的多いケースですが、この思いが根付く理由や対策は頼まれたら断れない理由・心理と改善方法3ステップに詳細を書いています。

6 自分の意見が言えない

自己肯定感が低いと自分の意見が言えない理由は様々ありますが、例えば子供時代に親に何を言っても親から常に言い返されるような状況だと、だんだん自分の意見を言わなくなります。

その結果として良い人でないといけないという価値観が根付き、そうでない自分の本音の意見は言えなくなります

詳細:自分の意見が言えない理由7つと対処法

7 依存されやすい

自己肯定感が低いと依存されやすい理由は、相手の依存に応える事で自分が保てる、相手よりも上に立っている感覚、相手を支配している感覚が得られるためです。

私自身も過去依存されやすかったですが、相手との関係性はどうしても泥沼化しますので非常に苦しいです。

相手に振り回され、強く執着されるだけでなく、食いつぶされるような状態になります。

詳細:依存されやすい人の特徴・心理と依存された場合の対応法3つ

8 人からどう思われるか強く気になる

ある程度人目が気になるのは自然ですが、人目を気にしすぎるとストレスもたまりますし、人と会ったり職場に行くのが怖くなります。

人目が気になるのは自分がどうかよりも、他人がどう思うかの比重が強いからこそですが、幼い時に怒られないように親の顔色を気にせざるを得なかった場合が多いです。

詳細:人からどう思われるか気になる、怖い時の対処法7つ

9 不快なコミュニケーションを仕掛ける

自己肯定感が低いと無意識に不快なコミュニケーションを仕掛けてしまうのは、心理学的に確立されていてゲーム分析と呼ばれています。

相談を持ち掛けてきてすべてのアドバイスを断るパターンや、きつい言い方でマウントを取るパターン、よけいなお世話を焼いてマウントを取るパターンなど様々なパターンがあります。
詳細:ゲーム分析とは|不快なコミュニケーションのパターンを掴み、変える心理学

人であれば誰しも仕掛けたり仕掛けられたりするもので、悪気があってやっているわけではなく、低い自己肯定感をなんとかしたい(承認欲求を満たしたい)がために仕掛けています。

時間や労力は使うけれど、結果として生産的なコミュニケーションにならないため、仕掛けられる側はしんどいです。

10 同じような失敗が繰り返される

これは恋愛でいつも同じような別れ方をしたり、仕事を同じような理由で何度も辞めたり、無意識に繰り返される人生の嫌なパターンです。

こうなる理由は何らかの自己否定の元となる価値観があり、その価値観に気付いてないためです。

その価値観が根付く根付く原因として、その人が育ってきた家庭環境が非常に大きいです。詳細は、人生脚本とは|効率的に書き換える方法を心理学を通して解説の記事をご参照下さい。

これがあると無意識のうちに自己否定が繰り返されて、生きづらいです。

11 特定の感情を抑え込み、メンタル不調になる

例えば幼い時に虐待やDV(家庭内暴力)などがあった場合、その場で生まれる感情(例:怖さ、憎しみ、怒りなど)をまともに感じてまともに出していると、その家にいられない、生活できなくなります。子供は無力ですので、その場で何とか生きるために無意識に感覚を止めて、何も感じないようにしてやり過ごします。

その結果、感じてはいけないという価値観が無意識に根付きますが、自分でもそれに気づかないため、その生き方をその後も継続します。

マイナスの感情は抑え込めば無くなるわけではありませんので、限界まで達するとブチ切れて感情がコントロールできなくなったり、自律神経失調症につながることもあります。

自己肯定感が低くても生きていけるのが人の強さ

自己肯定感が低いと上記のような様々な生き苦しさがありますが、それを感じながらも生きていけるのが人の強さです。

自己肯定感の改善に取り組める時期と、そうでない時期もあります。というのも、その過程で、自分の見たくない感情や過去のつらい体験を思い起こす必要があるケースが多く、心の体力を必要とするためです。

自己肯定感が低いと、何かモヤモヤする、よくわからないけど苦しい、何かがおかしいといった感覚があり、なんとかしたいと思える時は改善に取り組めるタイミングです。

自己肯定感が低くて苦しいのは、本当は自分を好きになりたい・自分を肯定したいけれども、今は好きになれない・自分を肯定できないからこそです。

改善に取り組めば、その後の人生は間違いなく楽になります。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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