悩みを打ち明けられる人の特徴3つ|話しやすさの理由をプロが解説

心理カウンセラーの井上です。悩みを打ち明けやすい人もいれば、そうでない人もいます。

悩みを打ち明けられると関係性も深くなる感じがしますし、話して楽になってもらえると相手の役に立てた実感も持てます。

心理カウンセラーは悩みを打ち明けてもらい、心の問題解決のサポートをするのが仕事ですが、この記事ではプロとして約20年活動している私が、悩みを打ち明けられる人の特徴を3つ紹介します。いずれもかんたんにできます。

受け止める心構えで聞く

受け止める心構えとは、

相手が思っていることや感じていることを評価、ジャッジせずそのまま聞く

ことです。悩みを聞くときは一旦、良い・悪い、正しい・間違っているは横に置いておきます

例えば

課長に~と言われて殴ってやろうかと思った!

と言われたら、

そんなこと言われたんだ。ひどいね。

という感じです。

殴ったらクビになるから止めといた方が良いですよ。

というのは情報としては正しいのですが、相手の気持ちを受け止めてはいません。

特に自分のことをわかってもらっていないのにもかかわらずアドバイスされると、今の自分を否定された気分になってそれ以上話せなくなります。

可能であれば、

そんな事言われたら腹が立つよね。

などと共感できると、話した側としてはより気持ちが楽になります。

ただ黙って何も言わずに聞くのも有りですが、

聞き手の意見や感想は一旦横に置いておき、話し手がそう思っている事、感じている事としてそのまま受け止めて聞く

と、話す側としては悩みを打ち明けやすくなります。

聞き手の心構えも大切ですが、もっと大切なのは話し手に受け止めてもらえそうだと感じてもらうことです。そのための具体的な方法を解説します。

目を見る

目を見てもらえると悩みを話しやすくなるのは、目を見ることでしっかり関わる・受け止める姿勢が伝わるためです。

実際に悩みを話す側の立場になるとわかりますが、話すときに目を見てもらえていないと、話しても受け止めてくれないのではないか?という思いが先立って話せません。

というのも打ち明ける悩みが深ければ深いほど、それを話した時に受け止めてくれないと気持ちのやり場がなくなって余計に傷つくためです。

目を見てもらえると、関わろうとしてくれている姿勢が伝わりますので、悩みを打ち明けやすくなります。※凝視とは違い、たまに視線を外すのはもちろんOKです。

可能であれば、悩みを聞くときの姿勢や声のトーンにも気を配ると、より話しやすくなります。
詳細:受容的な態度とは|カウンセラーが使う話しやすい雰囲気の作り方

他言しない(陰口を言わない)

悩みを打ち明けた結果、それを他の人に言いそうにないのも大切なポイントです。

誰でも自分の悩みを不特定多数の人に言いふらされると、傷ついたり気分が悪くなるためです。プロとして活動している心理カウンセラーも、守秘義務(話してもらった悩みは、本人の許可が無い限り他言しない)を守っています。

具体的にどんな人であれば口が堅そうか、悩みを他の人に言わなそうかというと、普段人の陰口を言わない人です。

普段から陰口を言っていると、自分がいないところでは自分の悪口を言われているかもしれないと不安になりますし、当然ながらそんな人には深い悩みを打ち明けることができません。

悩みを話す効果

悩みを聞くと男性は特にアドバイスしがちですが、悩んでいる人は必ずしもアドバイスは求めていません。悩みを打ち明けられる最も大きなメリットは、

自分のことをわかってくれている人がいるという感覚を得られる

ことです。これがあるとないとでは安心感に大きな差が出ます。

悩みをある程度話してもらい、自分のことをわかってもらったという感覚が得られた後であれば、アドバイスも聞き入れられるようになります。本人が求めるようであれば、アドバイスするのもOKです。

それでも問題解決が難しいようであれば、プロの心理カウンセリングを勧めるのも有りです。

補足と注意点

補足として、普段関係性がある、その後も関係性が続く間柄(例:家族、友人)には、実は悩みを打ち明けにくい面があります。

理由はシンプルで、悩みを話すことで今までの自分の見方が変わるのではないか、これからの人間関係が変わってしまうのではないかという不安が出るためです。こればかりはどうしようもありません。心理カウンセラーに深い悩みを打ち明けやすいのは、普段関係性が無い点も大きいです。

また、悩みを話すように無理に促さないことも大切です。悩みを話すことはある意味自分自身の辛い気持ちと向き合う面もあり、それが出来るタイミングとそうでないタイミングがあります。あまりにも辛くて心の体力が無い状態だと話せませんので、そんな時はただ一緒にいるだけでも効果的です。

いくら親切心からとはいえ、本人の心の準備が整っていないのに無理に悩みを話すように促されると、心に土足で踏み込まれたような気分になりますし、わかってもらえたという効果も得られません。

もし身近な人が辛そうであれば、

何か役に立てることがあったら言ってね

と声をかければOKです。

まとめ

この記事では悩みを打ち明けられる人の特徴として、次の3つを紹介しました。

  • 受け止める心構えで聞く
  • 目を見る
  • 他言しない(陰口を言わない)

いずれもかんたんに取り組める方法ですが、プロの心理カウンセラーも使っている各種傾聴技法も使いながら聴くとより悩みを打ち明けやすくなります。

関連:悩みを打ち明ける人がいない心理と楽になる方法


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心理資格取得を目指す女性
  • この記事を書いた人

井上 隆裕

心理カウンセラー、傾聴トレーナー、2004年からプロの心理カウンセラーとして活動し、2013年に独立開業。 詳細なプロフィール

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