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メンタル心理カウンセラー資格の評判、取得してみての感想をレビュー

メンタル心理カウンセラー資格証書拡大写真

メンタル心理カウンセラー資格は、通信の心理資格の中でも非常に多くの方が取得している資格です。

当サイトからもこの資格の資料請求をされる方が非常に多く、取得しやすさから心理資格の中で実質人気No1と言っても過言ではありません。

同時に公式サイトには2ヶ月の通信の学びで、あたかもプロの心理カウンセラーになれるような表現が使われているため、怪しさを感じる方も多いです。

私自身すでに通学でのカウンセラー養成スクールを修了し、そこで資格取得しているのですが、通信で取得できる資格は所持してませんでした。実際にメンタル心理カウンセラー資格を取得してみての感想と、今一歩と感じられた点4つ、良いと感じられた点7つ、この資格が怪しく感じられる理由を解説します。

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怪しい資格なのか?

怪しさが感じられるのは、運営元がこの講座を売るためにかなり攻めた表現をしているためです。公式サイトには

心理学の基礎からやさしく学んで、プロの心理カウンセラーが目指せます!

という表現があります。パッと見た感じ、2ヶ月でプロの心理カウンセラーになれるんだなと受け取れます。

しかし「目指せます」という意味と、「なれる」という表現は別物です。

2ヶ月で心理カウンセラーとして活動できます!

という表現もありますが、これも「プロになれる」とは書いておらず、「活動できます」という表現です。この表現だとボランティア、プロ、アマ問いません。

無料カウンセリング実習

の記載もあります。実習と聞くと対面で人とやり取りする感じを受けると思いますが、あくまでテキスト上のやり取りです。(オンラインでのメッセージのやり取り、または封書でのやり取り)

怪しいという言葉自体あいまいさが強いですが、利益を追求する目的の株式会社が運営していることを踏まえた上で、ご自身で判断するのが良いです。

なお、私自身この資格と、キャリカレが運営する行動心理士資格も取得しましたが、営業の電話は1度もかかってきてないですし、個人情報をどこかに流された感じも無いです。

続いて簡単な資格取得の流れと、私が実際に取得したレビューを紹介します。

資格取得の流れ

シンプルかつ簡単で、

  1. 教材の課題を4回行い、すべての回の課題テストを送り添削してもらう
  2. 検定試験を申請
  3. 申請後届いた検定試験を自宅で実施し、送付する
  4. 30日以内に合否結果(合格であれば資格証)が届く

だけです。

料金詳細や更新について等は、メンタル心理カウンセラー資格とは|難易度、試験、他資格との違いをご参照下さい。

まずはデメリットと感じられた部分を解説します。

デメリット4つ・今一歩な点

1 課題のやり取りが郵便のみ

偽造申し込み防止のためかわかりませんが、課題は封書でやりとりするシステムです。

追記
ここについてはその後、WEB添削対応可となっています。もちろんペーパーでの添削も可なので、どちらか好きな方を選べます。

メンタル心理カウンセラー資格課題送信用の封筒

送付用封筒の中に返信用封筒と、自分で切り離した課題用紙を入れて送付します。

テキストから添削課題シートを切り離す写真

課題は4回ありますので、それぞれの封筒に自分の住所を書くのが正直面倒でした。印字されていると楽だった。。。さらに言えば、課題添削をネット上で行う方法か、封書でのやりとりか選べれば良かったです。ただ、料金が安いのでそこまで望むのはお門違いかもしれません。

「課題のやりとりが郵便のみ」はデメリットでもあるのですが、添削はとても丁寧にされていて私の回答用紙になんと書かれているか、見るのが毎回楽しみでした。

添削された課題の写真

2 自分の内面を知る、自分を癒せるタイプのものではない

資格取得を通して、特に自己理解が深まった感覚はありません。「自分を深く知る」ことを主な目的としている資格ではありません。

自分の内面を深く知りたい方は、通信ならメンタルケアアドバイザー資格の方が適切です。

3 付属の心理テスト関係は、あくまで付属

メインのテキストとは別に、

  • 思考傾向診断テスト
  • ストレスセルフマネージメント法
  • ストレスチェックシート

の3つがついています。それぞれA4用紙一枚ものですが、これについてはそれほど期待しない方が良いです。

本来それぞれ本1冊以上のボリュームになるものですし、方法も多岐に渡るものですので、あくまで付属と捉えておいたほうが良いです。

4 仮に追試の場合、料金が必要

もし検定試験に不合格で追試を受ける場合、受験料5,600円(税込)が再度必要になります。

追試が出来るのかどうか、出来る場合料金がかかるかどうか疑問に感じたので、運営元に問い合わせると以下のような返信を頂きました。

JADP(日本能力開発推進協会)の試験は、合格するまで何度チャレンジしていただいてもかまいません。
ただし、1試験につき受験料は必要となりますので、受けていただくごとにお支払いの必要がございます。

採点に人件費がかかるので、仕方ないと言えば仕方ないですね。試験自体は自宅で行い、カンニングOKですので難易度はかなり低いと感じました。(詳細は後述します)

続いてこの資格の良いと感じられたポイント・メリットを7つ解説します。

メリット7つ・良いと感じられた点

1 心理学・カウンセリングの概要がコンパクトに学習出来る

メンタル心理カウンセラー教材セットの写真

メンタル心理カウンセラー教材一式

ここがこの資格の1番の特徴ではないかと感じます。医療分野や特定の疾患にこだわっているわけではなく、心理学・カウンセリングの概要がわかりやすく学べます。

付属のテキストは4冊で、それぞれのテキスト毎に各回の課題をこなしていきます。どのテキストも薄いのですが、その分専門用語もわかりやすく噛み砕いて解説されていると感じました。

心理学関係の本はわかりにくいものが多いですが、この資格教材のテキストは大事なところに色付けがされていて、さらに図と合わせて解説されているので、とてもわかりやすいです。

テキストの写真

テキストの写真(著作権保護のため、画質を落としています)

2 受講期間が最大700日で余裕がある

全体的に通信心理資格は、受講期間3ヶ月程度で設定されているものが多いです。3ヶ月以内にすべての課題を提出しないとアウトのイメージですね。

それに比較してメンタル心理カウンセラー資格は、受講期間が最大700日と非常に長く、余裕があります

私自身申込みをしてから約4ヶ月後に資格取得しました。途中熱が出た時もありましたが、自分の余裕のある時に自分のペースで取り組めるのが通信資格の大きなメリットだと感じました。

3 課題に取り組みやすい

1回の添削課題をこなそうとすると、どうしても30分~120分程度の時間がかかります。

受講期間最大700日はメリットですが、「また時間のある時でいいか」という時もあり、なかなか自主的に取り組みづらい点も。

その分各回の課題第一問目は、取り組みやすいものがセッティングされていました。「~に該当するものを次のABCDから選択して記入して下さい」といった感じです。

「~についての解決方法を500文字以内で記入して下さい」といった取り組むのに時間がかかる、頭を使うものは課題の最後の方にセッティングされており、スムーズに課題をこなせました。

検定試験について

4回の課題添削後、受験料5,600円(税込)を振り込むと受験資格が得られ、検定試験用紙が自宅に送付されます。

内容は最終試験にマッチした感じで、それほど時間もかかりませんでした。自宅でテキストを見ながら(カンニングしながら)やっても、見直し込みで60分もあれば完了します。得点率70%以上で合格ですが、取り組んでみて難易度はかなり低めだと感じました。

短期間での取得も可能

とにかく手早く資格取得したい方は、全4回の課題を一気に送付することも可能です。その後検定試験の申請をすれば、最短30日程度での資格取得も不可能ではありません。

とはいえ一気にやると内容を自分の中に落とし込みにくいので、ご自身のペースで取り組んでいくのがお勧めです。

4 付属DVD(動画)が期待以上

メンタル心理カウンセラー資格では、教材DVDが2枚付いています。(他ガイダンスDVD1枚有り)講義DVD(動画)は、トータル82分35秒です。

PCやDVDプレイヤーを所持していない方も多いと思いますが、マイページにログインすれば、DVDと同じ内容の動画をスマホ・タブレット等から閲覧出来ます。

教材動画のスマホでのキャプチャ

スマホでの受講生ページ画面

同価格帯の他の通信の心理資格では、DVDが無いものがほとんどです。そのためDVD(動画)の内容には期待していませんでしたが、閲覧してみて予想を良い意味で裏切られました。ナレーションの方と、カウンセラーの方の落ち着いた声のトーンを聴いていると、癒される感じです。

↓は受講生マイページ画面ですが、画面の動画タイトルのように、カウンセリングロールプレイがパート毎に閲覧出来ます。

受講生ページのキャプチャ

マイページでは添削状況の確認も出来ますし、ここから質問もすぐに送信出来る(質問回数は何回でもOK)ので、ログイン出来るようにしておくのがお勧めです。

サポート期限後も動画は閲覧可

マイページ右上に学習サポート期限(受講から700日後まで)が記載されています。

この「学習サポート期限」を過ぎると、マイページにログインできなくなるのか?動画が見れなくなるのか?と気になって問い合わせて見たところ、以下の回答を頂きました。

受講生ページの動画につきましては、学習サポート期間が過ぎてからでも閲覧可能でございます。

5 サポートがしっかりしている

私自身メンタル心理カウンセラー資格についての気になった点・疑問点を、運営元に複数回問い合わせていますが、その都度↑のようにきっちりと回答してくれました。

返信は土日等の休日を挟んだ場合でも3日以内にあり、即日に返信頂けた事もありました。多くの受講生の対応をされていると思いますが、放置された事は1度もなかったので誠実に対応して頂けた印象です。

6 ケースの実習サポート有り

これは資格取得に必須ではなく、任意ですが教材の中に「無料カウンセリング実習サービスサポートBook」なるものが含まれています。

実習サポートブックの写真

一般的なカウンセリングのケース題材がピックアップされていて、その中から取り組んでみたいものを選択し、自分ならカウンセラーとしてどう対応するか、レポートするものです。メールカウンセリング的なイメージですね。

カウンセリング実習冊子の拡大写真

題材3つまでは無料で添削してもらえます。任意ですので、やる気のある方向けですね。

7 資格証が立派

メンタル心理カウンセラー資格全体図

資格証は、賞状タイプのものとカードタイプのものが2つ送付されてきます。B4サイズの折りたためる冊子に2つがセットされていて、賞状タイプはB5サイズ、カードタイプは免許証サイズでコンパクトです。

カードタイプの資格証

カードタイプは光沢があるため、↑の写真の下のほうに私のカメラと手が若干映り込んでます。

向き不向きについて

学びを通して、自分の内面を深く知りたい、自分を癒やしたい、スキルを身に付けたいという人は、この資格は不向きで通学のスクールの方が向いています。

まずはカウンセリングの概要に触れてみたい方、出来るだけ安く、手っ取り早く心理の資格が欲しい!という方に適した資格です。

通信でやりとりする心理資格ですので、まずは実際に資料請求して、感触を確かめてみるのがお勧めです。↓からだと、メンタル心理カウンセラー含む他の通信の心理資格も無料で資料請求できますので、比較検討してみて下さい。

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笑顔の女性心理カウンセラー写真


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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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