EAPメンタルヘルスカウンセラーとは|難易度、資格取得までに必要な事

投稿日:2018年5月30日 更新日:

EAPメンタルヘルスカウンセラー資格(以下eMC資格)は、NPO法人EAPメンタルヘルスカウンセリング協会が認定する資格です。

2013年に発足した、日本で唯一のEAPに特化した資格になります。

まずはEAPとは何かについて紹介します

EAPについて

EAPとは、従業員を支援するプログラムのことで、「Enployee Assistance Program」の略語です。主にメンタルヘルスに関連する支援になります。

従業員の心の健康を保つ事で、企業の生産性向上を図るのが主な役割です。うつや自律神経失調症等のメンタル疾患がきっかけで休職・離職されてしまうと従業員にとっても、企業にとっても大きなマイナスになってしまいますので、その予防・ケアを行います。

EAPと産業カウンセラーの違い

どちらも企業に勤めている人の心の支援をするという点では、共通しています。

違いとしては、EAPが「従業員支援プログラム」という点です。
産業カウンセラーは、「従業員支援プログラム」というよりは、「労働者のメンタルヘルスケアと予防」がメインです。

EAPの場合は会話での心理支援も含みますし、それに関わる↓のようなシステムの構築も含まれます。

EAPカウンセラーの特徴

従業員支援プログラムですので、対面での心理相談の他、以下のような活動が特徴です。

  • 社内外メンタルヘルス・コミュニケーション研修の企画や、教材の作成
  • 社内相談窓口の仕組み構築
  • 従業員へのセルフケア知識の普及活動(社員が閲覧できるメンタルヘルスポータルサイトの作成等)

人事労務関係の仕事をしておられる方が、仕事に活かす傾向が強めです。

eMC資格は会話での労働者の心のケアに加えて、よりトータルな観点で支援したい方向けといえます。

EAPとキャリアコンサルタントの違い

キャリアコンサルタントは、相談者が望む仕事に就けるよう、実務的・心理的にサポートする人の事です。相談者が仕事に就いた後もフォローすることがありますが、基本は仕事に就くまでのサポートです。

EAPは「従業員支援プログラム」ですので、支援する対象者が違います。

ちなみにeMC資格の方が、キャリアコンサルタント資格よりもメンタルヘルスのカバー領域は広いです。(キャリアコンサルタント資格所持者が、メンタルヘルスに関する知識や対応方法を学ぶ目的でeMC資格を取得するケースもあります。)

EAPメンタルヘルスカウンセラー資格取得方法

資格取得方法はシンプルで、

  1. 規定の講座を受講
  2. eMC資格認定試験(筆記試験・実技試験)に合格
  3. いずれかの協会指定資格の取得
  4. EMCA協会への入会

になります。

他の心理資格と違う点は、EMCA協会への入会をもって資格取得となる点ですね。
(入会金:5,000円 年会費:7,000円)逆に他の資格で多い「登録料」はかかりません。

講座の受講期間は3ヶ月~6ヶ月程度ですので、少なくとも受講開始から1年以内には資格取得できます。

3についてはeMC認定試験に合格プラス、以下のいずれかの指定資格の取得、または実務経験が必要です。

【指定専門資格】
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種またはⅠ種
第一種または第二種衛生管理者
キャリアコンサルタント
臨床心理士
医師、保健師、看護師
精神保健福祉士
2級または1級キャリアコンサルティング技能士

【指定資格+実務経験2年以上】
産業カウンセラー、シニア産業カウンセラー
心理相談員
旧標準レベルキャリア・コンサルタント
認定心理士

または企業等における産業保健(メンタルヘルス分野)の実務経験5年以上

引用元:EAPメンタルヘルスカウンセリング協会

未経験の方も、規定の講座(EAPメンタルヘルスカウンセラー養成コース)の受講でメンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種の資格取得が目指せるため、気に病む必要は無いと思います。

デメリットとして、講座開催地が「東京、神奈川、愛知」と限定されている点です。今後大阪や福岡にも拡がるかもしれません。

講座受講などの費用詳細を解説します。

必要な費用

通学(EAPメンタルヘルスカウンセラー養成コース)の場合
トータル費用は467,640円(税込)です。
※ライブ通信コース(通信と通学のミックス)の場合、上記金額よりも108,000円安くなります。

内訳は↓になります。

受講料:378,000円(税抜)+教材・実習費:20,000円(税抜)

試験費用
1次試験(学科)筆記90分・論述60分:15,000円(税抜)
2次試験(実技)ロールプレイ20分・口頭試問10分:20,000円(税抜)

試験時期:例年6月と12月

難易度と合格率について

受験資格として大学を修了している必要がなく、資格取得までの難易度は、それほど高くないといえます。筆記試験、実技試験とも6割以上で合格と公表されています。

2018年2月に実施された第10回認定試験の合格率は、74.6%で、他の心理資格と比較しても高めです。(臨床心理士は例年6割程度、キャリアコンサルタントは例年5割程度)

資格取得後のサポートが充実

求人は特に見受けらませんが、資格取得後のサポートがとても充実しています。

精神科医の斎藤学氏(著書多数)が理事長を務める「さいとうクリニック」でのインターンシップの募集が過去数回募集されていますし、現役の心理カウンセラー(臨床心理士)からのスーパービジョンが受けれる仕組みもあります。心理関係の仕事は資格取得後もブラッシュアップが欠かせないため、とても良い仕組みだと思います。

特に企業の人事関係勤務で、メンタルヘルス不調者の役に立てる力を高めたい方に向いている資格です。

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