資格取得ノウハウ

社会人向け心理学の学び方5つと資格は気にすべきでない理由

社会人の方が心理学を学ぶ上で、始めに資格を探すのはおすすめできません。

というのも、資格を取得しても「心理学を学ぶ本来の目的」を満たせるとは限らないためです。

この記事では、社会人向けの心理学の勉強方法5つと、各方法ごとのメリット・デメリット、資格にこだわり過ぎなくてよい理由を解説します。

動画で知りたい方はこちら

心理学を通信講座で勉強する お勧め

通信講座は主に、心理学を通して自己理解・他者理解を深めたい、ストレスに強い心を作りたい方向けです。

通信講座のメリット

大きく次の3つです。

  • 安価で学べる
  • 時間と場所を問わず、自分のペースで手軽に学べる
  • 短期間で資格取得できる

通信講座の費用は、通学のスクールと比較すると1/10程度です。(場所代不要で人件費が大きく違うため)

基本的にサポートもあるため、わからない点があれば気軽に質問も可能です。

時間と場所を問わずに学べる点はメリットですが、対面講座のように日時指定されていないため、自分で学習日時を決める自主性が問われます。

通信講座のデメリット

デメリットとして、通信の学びは座学のため、コミュニケーションスキル習得には不向きです。

また、通信だと対面でのカウンセリング練習が行えないため、プロを目指す方にも向いていません。
※ 通信+オンライントレーニング(マンツーマンまたは少人数制)の組み合わせであれば、プロを目指すことは可能です。

通信講座での勉強方法

様々な心理系通信講座がありますが、基本の流れは次の通りです。カリキュラムは4つ程度の講座が多いです。

  1. テキストまたは動画講義で各カリキュラム(各心理学・心理療法)を学ぶ
  2. 各カリキュラム毎に添削課題(または小テスト)を実施
  3. すべての添削課題を終えた後、修了試験を受ける

始めて心理を学ぶ方には、セルフケアカウンセラー資格講座がお勧めです。世界的に使われている心理学をわかりやすく学べ、ストレスに強い心を作るのに役立ちます。


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セルフケアカウンセラー資格通信講座

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心理学を通学のスクールで学ぶ お勧め

対面での講座で学ぶ方法です。座学のみのコースもあれば、実践練習のコースもあります。

コミュニケーションスキルを習得したい、人と接しながら学びたい方に特に向いています。

通学講座のメリット

対面で受講するため、本や通信よりも実感として掴みやすく、傾聴やカウンセリングのワークを体験・実践できます。そのため主に次のメリットがあります。

  • 自分の心の深い部分を掴みやすい
  • コミュニケーションスキルが身に付きやすい
  • 同じような目的を持った人に会える
  • 同じような悩みを持った人の話しが聞ける(講座・スクールによる)
  • 日時・場所が指定されているため、一定の強制力がある
  • スクールによっては仕事の紹介がある

ただし座学主体の講座のみだとスキルは習得できません。

通学の勉強方法は実際に人と接しながら学ぶため、上記のように多くのメリットがあります。

通学講座のデメリット

通学受講のデメリットは、通信よりも受講料が高めになる(約20万円~)点と、ほとんどのスクールが都市部にしかない点です。

また、講座は土日に開催されていることが多く、休みが合わない方は参加しにくいです。

通学講座での勉強方法

基本的にほとんどのスクールが5~20名前後で心理学・カウンセリング講座を実施しています。※中には5名以下の少人数制のところもあります。

開催日時はスクールによって違い、土日、平日対応のスクールもあります。

1回で終わりの単発講座もありますが、20カリキュラム程度のコースが多いです。(期間半年~)

↓からからお住まいの地域毎にスクール資料を無料で取り寄せられるので、検討されている方はチェックしてみて下さい。(PR)

私自身この方法で学んだ後にプロとして活動していますが、講義の内容・質はスクールによって違います。見極めるポイントなどは↓の記事をご参照下さい。


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カウンセラー養成講座を受講する女性
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心理学を大学の通信課程で学ぶ

大卒資格が欲しい方、高卒で社会人になってから公認心理師(国家資格)、臨床心理士資格(大卒後、指定大学院修了が必要)がどうしても欲しい方向けです。

自分を癒やしたい、コミュニケーションスキルを高めたい方向けとはいえません。


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通信制大学のメリット

学士(大卒資格)が取得できる点に尽きます。基本的に通信制大学の入試は論文のみで、入学自体はかんたんです。

通信制大学のデメリット3つ

1 期間と費用がかかる

基本的に4年間で費用は合計100万円程度かかります。すでにいずれかの大学を卒業している方は、3年次編入で2年間で卒業できますが、それでも60万円程度かかります。

2 卒業率は低い

通信制大学の卒業率は50~70%と高くはありません。

最も大きな要因は、通信だとどうしても自主性が重視されるためです。通学の場合は日時が決まっていますが、通信は自由度が高い分、卒業率は低めです。

3 講義は実践向けではない

大学で習うのは、基本的に「学問」です。その分どうしても実践的な内容(心理学を仕事や日常生活に活かす方法、カウンセリングスキルを身に付ける方法)は弱いです。

通信ではなく通学の心理学部系4年生大学を卒業しても、「心理カウンセラー」(カウンセリングが使える人)になれていないのはこのためです。
※心理系大学院では、少人数で実践的な内容になります。

通信制大学での勉強方法

  1. 動画講義を受ける
  2. レポートを作成
  3. 試験を受ける

の流れで卒業に必要な単位を取得します。

スクーリング(対面での講義)は、大学によってはオンラインのみで卒業できるところもありますが、基本的に年10日ほど実際に通学して大学の講義を受けます。

上記の通り学習内容が実践的とは言いづらいため、学士資格目的以外の社会人の方には、正直おすすめしにくいです。興味のある方は心理系の通信制大学を↓にまとめてますのでご参照下さい。

お勧めできない勉強方法

社会人が大学院で心理学を学ぶのはお勧めしません。(公認心理師または臨床心理士資格目的の方は除く)理由は主に次の3つです。

  • 大学院入試で英語を受験する必要がある(多くの社会人には不要)
  • 日中通学する必要があり、仕事をしながらでは難しい
  • 期間2~3年、トータル費用約220万かかる

大学院での学びは、社会人になってから病院や学校で心理カウンセラーとして活動したい方であれば適切です。

次に最も手軽に学べる独学について紹介します。

独学で勉強したい社会人向け

ホームページ、YouTubeで学ぶ

いずれも無料で今すぐ学べます。私自身多数のコンテンツをアップしていますが、初めての方にお勧めなのはエゴグラム心理テストです。世界中で幅広く使われており、自分の行動パターンを客観視できます。


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自分を癒やしたい、好きになりたい方は、自己肯定感が低い原因8つの記事を是非ご覧下さい。


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上記記事は、TA交流分析という心理学の中の、脚本分析(人生脚本)とカウンセリングの考え方をベースに書いてます。


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↓の各カテゴリー、サイトにも社会人向けの記事を掲載してます。ご参考下さい。

私が運営しているYouTubeジョイカウンセリングチャンネルにもカウンセリング関係の動画を100本以上アップしてます。↓の講義動画は、すぐに使えるカウンセラーとしての聞き方を解説しています。(トータル52分)

本で学ぶ 独学

これも手軽にできて良いのですが、心理学関係の本はとにかくわかりにくい物が多いです。私自身が実際に読んでみて、わかりやすい本を↓にまとめました。

特にユング心理学(夢分析等で心の深い部分を知るための心理学)や森田療法(不安障害の克服によく使われる)は本ではなかなかわかりにくいので、読んでみてそう感じられたら、一旦置いておいて、また学びが深まった後で読んでみるのをお勧めします。

資格は気にすべきでない理由

学んだ証として心理資格を取得したい気持ちは誰しもあると思います。無いよりはあった方が良いのは確かですが、心理資格にこだわるのはお勧めしません。

というのも、資格取得が目的となると通信が最も効率的になり、その学びでご自身の本来の目的が果たせない可能性があるためです。シンプルに資格取得が目的の方は良いですが、心理学・カウンセリングを学ぼうと思ったきっかけに合った学びをお勧めします。

  • 自分や他人の心をもっと知りたい
  • 自分を癒やしたい。ストレスを軽くしたい
  • コミュニケーションスキルを身に付けたい
  • 悩みを抱えている人の役に立ちたい

という目的で心理学を学ぶ社会人の方が多いですが、心理系通信講座には上記目的に対応していないものも多くあります。目的別におすすめの学習方法を解説します。

目的別おすすめの学習方法|社会人向け

自己理解を深めたい・自分を癒やしたい方向け

お子さんや、身近な人のメンタルケアに役立てたい場合も同様です。

ストレスに強い心を作りたい方向け

コミュニケーションスキルを高めたい方向け

プロを目指したい

プロを目指すのであれば、「60分の心理カウンセリングが出来るようになるかどうか」を満たしているコースが大切です。

病院やスクールカウンセラーでプロとして活動したい方は、大学院を修了する公認心理師の取得が適切です。

まとめ

紹介した社会人向けの心理学の学び方を、ハードルの低い順にまとめると次の通りです。

  1. ホームページ、YouTubeで学ぶ
  2. 本で学ぶ
  3. 通信講座で学ぶ
  4. 民間の通学スクールで学ぶ
  5. 大学の通信課程で学ぶ

私自身プロの心理カウンセラーとして20年以上活動していますが、心理学を学んだのは社会人になってからです。

心理の学びの最も良いところは、自分自身の見方や価値観が広がる事で楽になったり、他人への接し方・感じ方が変わって人間関係がスムーズになったり、生きやすくなる所だと思います。
一生使える・役立つ学びで、その後の人生への影響も強いです。興味のある方は是非行動してみてください。


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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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