セルフカウンセリング

本当の自分を意識すると自己肯定感が下がる理由と本当の自分の見つけ方

本当の自分がわからないと、モヤモヤして心が落ち着かなかったり、何かがおかしい感じを受けます。

特に次の状態の時に「本当の自分がわからない」と感じられます。

  • 自分の本音、素の自分がわからない
  • 自分の気持ちを無意識に抑え込む、我慢する傾向がある
  • 他人にどう思われるかが強く気になる
  • 人の期待に応えようとする傾向が強い

この記事では、本当の自分がわからない時に楽になる方法と、本当の自分の見つけ方を解説します。

本当の自分を意識すると自己肯定感が下がる理由

本当の自分を意識すると自己肯定感が下がる理由はシンプルで、「本当の自分がわからない時」に、

今の状態は本当の自分ではない(今の状態の自分はダメだ)

と感じられるためです。つまり現状の自分を否定(ダメ出し)している状態になり、自己肯定感は下がります。

これは私自身の実体験でもあります。20代の時に心理に興味を持つと、どうしても「本当の自分」という言葉をよく見かけました。自己啓発の本などに触れることが多かったためと思いますが、次のように考えるとすぐに気持ちが軽くなります。

本当の自分がわからない時に気持ちを軽くする方法

すべての状態が本当の自分と捉えるだけです。

例えばもし「自分がどう思っているかわからない」「他人に合わせてばかりで自分の意見を言えない」という状態であれば、その時に

今の状態は本当の自分ではない…

と捉えるのではなく、

今は自分の思いや意見がよくわからない状態だな

と受け止めます。

「本当の自分」という言葉を思い浮かべると、どうしても「本当の状態と感じられない自分」はダメだという思いが出てしんどくなりますが、言葉の使い方を意識するだけで心が軽くなります。

自分自身の思考パターン、行動パターンを明確に捉え、それを具体的な言葉にする(例:感情を抑えやすい、自分よりも他人を優先しやすい)だけで気持ちが変わります。そのための詳細な方法を解説します。

本当の自分の見つけ方

心理カウンセリングでの基本の流れは、次の通りです。
※TA交流分析という心理学の脚本分析を活用

  1. 「本当の自分ではない」と感じられる状態を、明確にする
  2. その状態になっている心理(価値観)を掴む
  3. その価値観が根付いた理由を知る
  4. その価値観を緩める

ケース毎に詳細を解説してますので、次のいずれかで最もしっくりくるものをクリックしてご確認下さい。

※上記でしっくりくるものがなければ、心理学を使って自己理解を深める方法をどうぞ。

自分がどう思っているかわからない場合

この悩みはカウンセリングでも比較的多いです。特に幼少期に両親に何らかの理由で素直に甘えられなかった場合、無意識に自分よりも他人の思いを優先する心のクセが根付きます。詳細は↓の記事をご参照下さい。


詳細
頼まれたら断れない理由・心理と改善方法3ステップ

詳細を見る

心理学を使って自己理解を深める方法2つ

1 エゴグラム心理テスト

50問のかんたんな質問にマルバツで答えるだけで、3分程度で出来ます。当サイトのエゴグラムは、現実の自分と理想の自分で2回行い、その比較が出来るタイプですので、本音と建前を見分けやすいです。是非やってみてください。

エゴグラム各要素の分類図
エゴグラムとは|無料50問チェックテストで心理診断

詳細を見る

上記心理テストをやってみると、本当の自分がわからない方は、AC(自分の中の順応な良い子の部分)が高確率で高いはずです。その場合↓の記事をご参考下さい。

様々なタイプのACが高いエゴグラム
エゴグラムでACが高い人の特徴とストレス|下げたい場合の対策6つ

詳細を見る

上記記事では、AC(人に合わせる部分)を下げる方法として

  • 自分にとっての心地良さを大切にする
  • 自分の欲求を意識する
  • 日記をつける
  • やりたくない・出来ないことを明確にする

などの具体的な方法を解説しています。

本当の自分を見つけるという言葉はすこしふんわりしていますが、上記のような自分の行動パターンを変える方法だと具体性が出て、行動につなげられます。

2 アートセラピー

アートセラピーは様々な種類があり、何らかの芸術や、絵や人形、雑誌の切り抜きなどのモノを通して心を自由に表現する心理療法です。

最も大きな特徴は、言葉では表現できない心の部分を、色やアートで表現できる点です。そこから心理状態を読み取っていきます。

自分がわからない方向けのおすすめは、木の絵を描くバウムテストです。A4用紙とクレヨン(鉛筆)があればかんたんにできます。

バウムテストの写真
バウムテストのやり方、注意点3つ|描けない時の対応法

詳細を見る

バウムテストよりも制作のハードルが低く、特におすすめはコラージュ療法です。気になった雑誌の切り抜きを集め、それを1枚の用紙に自由に貼り付けて作品を完成させるセラピーです。

雑誌が必要なのがデメリットですが、楽しみながら自己理解をかんたんに深められます。

上記2つのアートセラピーには、無意識で感じている心のキーワードが現れます。それを紐解いていけば、本当の自分がわからない状態よりも、自己理解を具体的なイメージ・言葉として深められます。

自己理解を深める・アートセラピーを体系的に学べる通信講座

上記のバウムテストに加え、自由画やその分析方法などが学べる通信講座を私自身が実施してます。

オンラインでアートセラピーを体験できるクーポンもセットですので(学習応援キャンペーン期間中のみ)、興味のある方は是非どうぞ。

実践心理アートセラピー資格通信講座

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まとめ|言葉の使い方がメンタルに与える影響は大きい

「本当の自分」という言葉には、「今の自分とは別に、どこかに本物の自分が存在する」という側面もあり、自分探しとしてワクワクする場合もあると思います。

その場合は辛さは無く、悩みやしんどさは出ないため全く問題ありません。

ただこの言葉を使うと、どうしても「今の本当の自分ではない状態はダメだ」と感じられます。

自分の意見を言わず周りに合わせたり、自分がどう思っているかわからない状態も、すべて本当の自分です。

「本当の自分とは?」という言葉を使うよりも「自己理解を深める」という言葉を使ったり、「本当の自分ではないと感じられる状態を、少し明確な言葉にする」だけで気持ちはグンと楽になります。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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