心理カウンセラーの仕事はきつい?楽に働きたい人はやらない方が良い理由と仕事内容

2016年12月7日

カウンセラー井上の顔写真

心理カウンセラーの井上です。プロとして活動して18年目、独立開業して9年目になります。

この仕事がきついかどうかですが、私は好きでやっている部分が強いのできついと感じることは滅多にないです。他の仕事もそうですが、その仕事があまり好きでないと、どうしてもきつさやストレスを感じやすいです。

きついかどうか気にされている方は、

  • 相談者からマイナスの影響を受けないのか?
  • 相手の気持ちと同じように辛くならないのか?

という点が気になる方もいると思います。

相談者からマイナスの影響を受けないのか?

この点については、ものすごく不幸な体験をされている方が来られた場合、多少こちらもその影響を受けます。ただそれほど多くはなく、年に数人のレベルです。

相手と同じ気持ちになりながら聞く同感だと影響をまともに受けますが、共感という相手の気持ちを汲み取る聞き方をカウンセラーは行いますので、通常のカウンセリングであればそれほど相談者の影響は受けません。

ただし、カウンセリング中は相談者の言葉をすべてコピーして返せるくらい集中して話しを聞いていますので、集中力を使う疲れはあります。

これについてはきついと言えばきついですが慣れが大きいです。運動した後のような心地よい疲れで、夜はよく眠れます。

仕事自体の安定性を求める人にはきつい

心理カウンセラーはスキルが求められる仕事ですが、他の職種と比較して正社員の募集は少ないです。心理判定員などの公務員になるか、病院が正社員の募集をかけているケースがほとんどです。

期間雇用での募集がほとんどのため、特に男性の場合

のいずれかで活動しておられる方が多いです。

「手に職をつける」タイプの仕事ですので、スキルを積み重ねていきたい方には向いていますが、正社員になる難易度は高い職種です。

きついかどうかが気になるなら目指すべきではない

この仕事がきついかどうか気になる方は、できるだけ楽して働きたい・稼ぎたい気持ちも強いと思います。

それが悪いとは全く思いませんが、カウンセリングの場合、相談者の役に立ちたい気持ちが無いとラポール(絶対的な信頼関係)が築けず、悩みも打ち明けてもらえず、カウンセリングが成立しません。

相談者の方の辛い体験や悩みを打ち明けてもらう事は、聴く側にはそれをしっかりと受け止める覚悟が求められます。カウンセリング後に希望が見つからないと、最悪の場合相談者の方が自殺する恐れもあります。

カウンセリングで生きるのが楽になったり、悩みや苦しさから抜け出す事が出来ると相談者の人生に大きく貢献できますが、ただ単に仕事をこなして楽に稼げれば良いという人には不向きな仕事です。
関連:心理カウンセラーに向いている人向いていない人の適正診断

次に実際に私が行っているカウンセリングの内容について紹介します。

仕事内容について

カウンセラーが活動する場所は様々で、場所によって仕事内容は変わります。病院だと医師の指示を受けたり、学校だと生徒さんにカウンセラーから声をかける場合もあります。

心理の仕事カテゴリに様々な働き方を紹介してますが、ここではいわゆる対面での心理カウンセリング時の仕事の流れを解説します。シンプルにお伝えすると、

  1. カルテを見直す(初回は無し)
  2. カウンセリング実施
  3. カルテの記入

で完了です。中にはカウンセリング中にカルテを書き終えるカウンセラーもいます。カウンセリングについて詳しく紹介します。

カウンセリング実施

  1. お迎えする(事前に掃除、リラックスできる音楽をかけておく)
  2. 初回の方は、事前用紙(どんな事で困っているか、最終的にどうなりたいか等)を記入してもらう
  3. 飲み物をお出しする
  4. カウンセリングを実施(60~120分程度)
  5. お見送り

カウンセリングの中身についてですが、ケースやクライアントによって変わります。

比較的短期間で解決出来そうであれば、カウンセリング時間の約2/3はしっかりと話しをお伺いし、残りの時間で具体的に問題解決のためにどんな事が出来るか、普段の生活で実施出来そうな課題を共に考えたり、情報提供する事もあります。

また、問題や本当に感じている事、求めていることを明確にするために箱庭療法(人形やグッズ、砂と箱を使う心理療法)や絵画療法などの心理療法を実施するケースもあります。

10回を超えるような長期になると、現状や課題に対してどうだったか、前回から今回までの変化、生活していて気付いたこと、次回の課題について等を会話します。

特に長期の場合は、現状の把握と合わせてカウンセリングを受けてから変化したところ、出来るようになったところ、を意識してお伝えしてます。これは、人はどうしても出来るようになった所よりも、今出来ていない所のほうが目につくためです。安全に生き延びるための本能ですが、それだけだと自己肯定感は上がりにくいです。

カウンセリングでクライアントの方に辛い体験を見つめてもらい、その気持ちを発散・浄化させる事で、その体験の意味を新しく考える力が湧いてきたり、悩みの根本原因を見つけられるケースもあります。

最終的には自己肯定感を育んでもらう(自分を好きになってもらう)ことがゴールになるケースが多いため、しっかりと傾聴した後、それを踏まえてその人自身の持ち味や強みをお伝えすることを大切にしています。

それと合わせて以前との変化、これから普段の生活で心がける課題をお伝えしてクローズする(カウンセリングを時間で終了させる)事がほとんどです。

まとめ

カウンセラーの仕事はやり甲斐は強いですが、楽なものではありません。悩みや辛い体験を打ち明けてもらうのは、ある種の責任を伴います。それが苦に感じる人はやらない方が良いです。

またきつさとは別物ですが、特になったばかりの時は、もう少しやれた事があったのではないか?と自分の未熟さや至らなさを感じる事も多いです。

人の心やサポートが好きな人には向いていますが、そうでない人にはやれない仕事でもあると思います。

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