心理の仕事

教師がカウンセリングを学ぶ意義と教師の方向けの心理資格を紹介

学校の教室の写真

近年スクールカウンセラーの普及が進んでいますが、スクールカウンセラーが入るだけでなく、教師自身もカウンセリングを学び、仕事に取り入れておられる方もいます。

カウンセリングを学ぶ事で教師自身のメンタルヘルスの力を高める事もできますが、教師の方は直接生徒さんとの関わりに活かせます。

というのも、カウンセリングは心の問題解決に役立つだけでなく、人が生きていくために必要な力を育むためにとても効果的だからです。

生きる力(ライフスキル)について

カウンセリングの知識や考え方、スキルは、国内の生徒さんのライフスキルを高めるためにも効果的ですが、文部科学省は、特に在外生徒がライフスキルを高める必要性を主張しています。

どの時代、どの文化社会においても、人間として生きていくために必要な力(ライフスキル)がある。ライフスキルとは、日常生活で生じるさまざまな問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な能力である。

引用元:WHO(世界保健機関);Life Skills Education in Schools 1994

WHOが定義しているライフスキルで、特にカウンセリングと関連性の強いものを紹介します。

  1. 効果的コミュニケーション(Effective communication)
  2. 対人関係スキル(Interpersonal relationship skills)
  3. 自己認識(Self-awareness)
  4. 共感性(Empathy)
  5. 情動への対処(Coping with emotions)
  6. ストレス・コントロール(Coping with stress)

引用元:文部科学省HP

これらのスキルを生徒に高めてもらうためには、教師自身が生徒の見本となり、このライフスキルをしっかりと高めておく必要があります。

上記のライフスキルはそれぞれ関連性があります。自己認識(自分自身の性格、長所と短所、欲求などを知る事。)が明確であれば、当然それがコミュニケーションにも現れます。共感性が高ければ対人関係もスムーズに進み、対人関係で必要以上のストレスを抱えずにすみます。

ちなみに自己認識にはTAエゴグラムの心理テストが使われることが多いです。

教師の方が特に使用頻度が高いカウンセリングスキル

これは、傾聴スキルに尽きます。傾聴は話の聴き方、関わり方で、「あなただからこそ話せる」という絶対的な信頼関係(ラポール)を築いていくのにとても効果的な方法です。傾聴が身に付けば上記の共感性も高まります。

教師の方は、生徒との信頼関係は特に大切ですし、話を聞くことは日常茶飯事なので、学びが即実践に生きます。

また、生徒によって自己肯定感はまちまちです。自己肯定感が高い生徒は自分だけでなく、他人も肯定できるようになるため、いじめもまず起こしません。
関連:自己肯定感が低い原因7つ|幼少期の親との関係、家庭環境の影響が大半

心理学を学ぶ事で、生徒の問題行動の理由やその解決策・対応法が得られると、教師自身のストレスも軽くなります。心理・カウンセリングの学びが、教師の方自身の一生使える財産になります。

教師の方向けの心理資格

が代表的です。

教育カウンセラー資格は教員向けですが、講座の開催時期と地域が限られているのがデメリットです。

学校心理士は、臨床心理士よりも受験資格は緩めで権威的な資格ですが、資格取得のための講座が開催されているわけではなく、教師自身が上記のライフスキルを習得するタイプのものとは少し違います。

ライフスキルの習得を目指されている方は、民間のスクールがお薦めです。↓からお住まいの地域ごとに資料を請求できますので、関心のある方は比較検討してみて下さい。


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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

2004年よりプロの心理カウンセラーとして活動。2013年に独立開業。ジョイカウンセリングスクール代表。 運営者情報

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